埼玉県北東部にある幸手市。春は桜と菜の花、初秋は曼殊沙華が美しく咲き誇る権現堂公園(サイト)がありますので、お花見がてらのお出かけに良い場所です。
幸手市にも素敵なお店が数多くありますので、お花見がてらお出かけしてみては。今回記事にするのは、パン屋さんの cimai（シマイ）。2008年7月8日にオープンしたので、2023年換算だと15年もの間営業しており、ファンの多いお店です。
店名の cimai は店主おふたりが姉妹であることから。お姉さんは天然酵母、妹さんはイーストを使ってパンを焼いています。酵母の違いによるパンの食べ比べが同じお店でできるというのも魅力的です。
場所・外観
幸手境線（県道267号）沿いにある2階建ての四角い建物。外観にあるのは鉄文字の店名くらいで、パン屋さんだというアピール等もほとんど無くシンプルですが、アンティークのドアがとてもいい感じ。年月が経って外壁の色も変化し、馴染んだ感じがしました。
アクセスは、車で向かう場合ですとお店の横の砂利スペースが駐車場になります（8～10台は停められるらしい）。公共交通機関を利用する場合は、東武線の幸手駅から徒歩25分ほどかかります。
幸手駅からバスを利用すると、幸手市のコミュニティバスで「東4丁目」（いいじまクリニック前）まで行けばすぐです。ですが市役所で乗り換えたり本数が少なかったりでちょっと使いづらいし、徒歩とそれほど時間も変わらなそう。
（西Aコース幸手駅西口11：28発か14：19発→（市役所で東Bコースにすぐ乗り換え）→東4丁目で下車 所要時間20分強）※2023年10月現在の情報です
本数が多くて乗り換え無しの中央コース（幸手駅東口）は便利ですが大回りするため、徒歩より時間がかかる（所要時間36分）という結果でした。【幸手市のコミュニティバスのページへ】
店内の様子
女性のスタッフさんがにこやかに迎えてくださいました。人気店ゆえ混雑を予想していましたが、たまたまお客さんがおられないタイミング。許可をいただき少し撮影もさせてもらいました。
アンティークが多く置かれた、とても素敵な店内。十数年ぶりにこの空間に身を置きましたが、こんなに素敵だったかな？ 時が経っても色あせない美しさにちょっと緊張してしまったほど。時間経過で味わいが増すのは、やはりアンティークの魅力ですね。
パンが並ぶ様子も絵になります。前述のとおりイーストと天然酵母どちらのパンもありますが、時間帯によって並ぶパンが変わります。イーストのパンから焼き上がり、時間が進むにつれて天然酵母のパンが焼き上がっていくようです。パンの他にタルト等もあります。
種類ごとのおおよその焼き上がり時間がお店のブログに記載されているので、チェックしてみてください（記事の最後にリンク張っておきます）。
パン屋さんなのでテイクアウトが主体ですが、イートインスペースが少しあります。運良く席が空いていたらこちらもぜひ利用してみては（予約も可能らしい）。
パンを買うだけで帰るつもりでしたが、イートインが空いており、スタッフさんもどうぞと勧めてくださったので食べていくことにしました。これはラッキー。この時のBGMはバロック音楽でした。
ちなみに2011年には2階に衣食住をテーマにさまざまな催しをするスペース「shure」を設け、ヨガや味噌・梅干しづくり、音楽会、映画上映など数々のイベントを開催しているそうです。
メニュー概要
イートインではホットサンドウィッチや、店内で販売しているパンとドリンクを楽しむことができます。ホットサンドウィッチやドリンクはテイクアウトもできます（よってイートイン専用のメニューは無さそうでした）。
イートインは席数が少ないため、気軽に利用できるテイクアウトがおすすめ。パンを入れるエコバックの持参をお願いしています。季節のパイなど一部冷蔵商品もあるので、いろんな商品を買いたい場合は念のため保冷剤も用意して行くと良いかもしれませんね。
ホットサンドウィッチと紅茶を注文しました。サンドウィッチは使われるパンの種類がいろいろ変わるようですが、この時はカンパーニュ（だと思う）で提供されました。大きな穴に豆乳クリームが詰められているのが面白い。
アイスティーは茶葉の香りが鼻に抜けておいしい。渋みはあまり無く、クリアですっきりした味わいでした。
カンパーニュは皮がパリパリ香ばしく、粉の風味がしっかり味わえます。豆乳クリームは固めに作られているので、パンの食感を損ないません。
塩分は控えめで、ハムとカマンベールの旨味が引き立ちます。個人的にパンはふわふわの柔らかい方が好みなのですが、固めのパンは粉の味がしっかり楽しめて、また違ったおいしさですね。
本当に久しぶりの訪問でしたが、思いがけずイートインも利用でき、cimaiの空間でゆっくり過ごすことができてうれしかったです。我が家からは幸手までけっこうな距離があるので気軽には行けませんが、また訪問できる機会が巡ってくるのを楽しみに。
大宮に姉妹店「kico」が2023年4月にオープンしたので、今度はそちらにも行ってみようかなと思います。
テイクアウトでいくつかパンを買いました。レーズンやナッツが入ったパンが好みなので、固めのと柔らかめのをチョイス。そして季節のパイがブルーベリーとマロンという珍しい組み合わせなので飛びついちゃいました。もちろんどれもおいしかったです。
店舗情報
●幸手市のカフェ記事●
【ffee&co. The coffee shop】落ち着きある空間でいただくコーヒーとおいしいもの
