埼玉県蕨市にて50年以上もの長きにわたり、地元の方に親しまれている日本茶専門店「お茶のはぎわら」。2022年4月にリニューアルし、店内に和カフェを併設しました。2022年4月27日にオープンした Tea Farm 茶夢(さむ)。
場所・外観

駅前通りと桜橋通りが交わる信号交差点にあります。外観はリニューアル前と比べてそれほど大きく変化していないようですが、和カフェらしく落ち着きある佇まいになりました。
アクセスはJR蕨駅西口から正面に伸びる通りをまっすぐ歩いて4、5分。車で訪問する場合の駐車場は、はぎわらとキッチンオリジンの間にある月極駐車場に1台分用意されています(該当番号はお店でお尋ねください)。

お茶屋らしい緑色ののれんは、蕨の伝統織物「双子織(ふたこおり)」なのだそう。地域の良いものを使うってとっても素敵ですね。双子織に興味を持たれたらこちらもご覧ください【蕨双子織のサイト】。
店内の様子

迎えてくださったのはお若いカフェ店主さん。リニューアルを機にカフェ担当として戻られた娘さんなのだそうです。和カフェを利用したい旨を伝えて、入口そばのレジカウンターで注文と会計を先に済ませます。その後に許可をいただき店内を撮影させてもらいました。
少し黄色がかった白い壁(照明のせいで黄色く見えただけかも)に、統一された家具が置かれ整然とした印象。黒の天井が空間を引き締めています。“老若男女問わず、安らげる場所にしたい” ということがテーマだそうで。店内の客席は、4人用テーブル2卓と2人用テーブル4卓が設けられています。
奥に設けられたディスプレイには、BGM代わりに小川がせせらぐ様子がずっと流されていました。

規模は縮小したものの、お茶やお茶を使ったお菓子など販売スペースも健在。お店のロゴ入りの茶葉もありました!カフェで提供しているのと同じものなので、気に入った茶葉を購入して家でも楽しむことができます。パッケージがかわいらしく、ちょっとした贈り物にするのも良さそうですね。
メニュー概要
日替わりランチの内容はお店のインスタグラムに載っていますので、事前に知りたい方はチェックしてみてください。ドリンクとスイーツのセットがあり、お茶利用でもお得に楽しめます。日替わりプレートやカレーなど、テイクアウトでの利用も可能。

豊富に揃うお茶類の中から、高級煎茶を洋菓子セットで注文しました。お茶は つゆひかり という品種。このような形で提供され、丁寧な説明もありました。茶葉を全部急須に入れ、湯冷ましのお湯を急須に注いで1分待つ。その後に何度かに分けて湯呑みに注ぎ入れる、と・・・。

美しい緑色の日本茶を淹れることができました!さっそくひと口飲んでみますと、お出汁のような旨味が感じられた後にさわやかなお茶の風味が鼻に抜けます。良い味のバランスを持つお茶ですね~。

お湯のおかわりは端っこに置かれた茶釜からセルフで汲んで利用します。私は三煎目までいただきましたが充分な濃さで楽しめました。

普段はガトーショコラをあまり選ばないのですが、ほうじ茶というところに惹かれて注文。香ばしい味がほうじ茶由来なのでしょう。カカオの風味は感じ取れなかったので、ホワイトチョコを使用しているのかな~と推測。普通のガトーショコラに比べると重くなく、日本茶を生かすには程良い味わいかと思いました。

私が滞在している間、リニューアルしてから初めていらした顔なじみさんが「お店だいぶ変わったね!」と驚かれている光景を目にもしました。日本茶販売店時代からのお客さんもほぼ変わらず利用できるでしょうし、和カフェを併設したことで新しい需要も生まれて良いリニューアルではないでしょうか。カフェ店主として娘さんが戻られたというエピソードもまた素敵。
店主さんには駐車場などいくつかのことを質問させてもらいましたが、丁寧に答えてくださったのもうれしかったです。今回は洋菓子セットでの利用でしたが、抹茶ドレッシングを使うというランチも気になるな~。
店舗情報
