スカイツリーのある押上駅周辺。東京ソラマチ内だけでもたくさんカフェがありますが、少し足を伸ばすとさらに個性あふれるカフェに出会えますので、ぜひ周辺も散策してみてください。
今回は、プレオープンを経て2020年4月1日にグランドオープンした 現場喫茶(げんばきっさ)に訪問してみました。
場所・外観

ビル1階にあり一見すると普通のカフェ。ですが「営業 工事 中」などと書かれた看板や模様のように使われた水道管など、細かいところにまで目を向けると個性がにじみ出ているのを入店前から感じ取ることができます。

アクセスは最寄りの 押上駅A1出口 から徒歩4分ほどで、スカイツリー周辺の散策ついでに立ち寄れる範囲です。お店の専用駐車場は無いので、自家用車の方は周辺のコインパーキングなどに駐車を。駐輪場は右隣にあるカフェ運営会社の前に用意されているので、自転車で来るのも良いです。
店内の様子

入店すると女性スタッフさんたちに迎えられ、先にレジカウンターで注文と会計を済ませました。(テーブルにもメニューが置いてあったので、席に着いてから注文へと足を運んでも良いのかも?)
許可をいただき空いているところを撮影しました。白い空間に木製家具が置かれ・・・ここまではスタンダードなカフェですが。

棚は建築現場の足場に組まれるようなパイプ製で、工具やら建築資材やらが並べられています。他にも店内のいたるところに工事現場を感じさせる物の数々! 実際に現場で使用されている投光器のシャンデリアなど、本当にユニークですね~。
運営している高橋工業は防水・塗装をメインに工事を行う会社なので、工事現場をモチーフにしたカフェが誕生したということです。
もともと会社のショールームを企画していたそうですが、入りやすい雰囲気を出そうとしたらカフェ兼ショールームという形になった、という経緯があるそう。

カフェの客席は2人がけテーブルが3つと、8人ほど座れるこの長テーブル、カウンター3席。工事現場のインテリアは無機質な印象ですが、客席の家具は木製や緑、赤、黄色の椅子など温かみを感じるものが使用されています。
もしアイアン家具にすると空間の統一感・一体感は出るのでしょうが、カフェとしては金属だらけで冷たい雰囲気が出過ぎるので個人的には良い組み合わせだと感じました。この時のBGMはボサノバ、洋楽など。

トイレをお借りしようかなと思い通路を奥へと進んでいくと、なんとトリックアートの撮影スポットを発見! 訪問の際には奥の方もぜひ見て回ってください。
またおむつ交換台や授乳室、Wi-Fiや電源などの設備があり、利便性が高いのも良いですね。
メニュー概要
カレーやスイーツ、コーヒー豆などを各地のお店から取り寄せているそうで、名店の味がこちらで楽しめるのがうれしい。詳細はお店のSNS等でチェックしてみてください。
また「カラネリ」や「アイミツ」「アイバン」など業界用語が使われたオリジナルメニューがあるのも楽しいです。

食事はすでに済ませていたのでドリンクのみ注文。カフェラテにしましたら、“ご安全に” のステンシルアートが施されての登場! ひと口おやつ付きがうれしい~。
ミルク多めでまろやかに飲めるカフェラテ。ひと口おやつのガトーショコラもおいしかったです。

そして特筆すべきは、2杯目以降の特定ドリンクの注文がとてもお得なこと!(ひと口おやつは付きませんが、この訪問時でなんと110円!!)
これはさすがに見過ごせなくて、コーヒーを追加しちゃいました。「Allpress Espresso」の豆だそうですが、まろやかな苦味で、やさしく飲みやすいコーヒーでした。

おかわりドリンクのお得さには本当にびっくり。思わずメニューを二度見しちゃいました~笑 別なドリンクから選べるのもうれしいです。
2杯目以降の価格設定の理由は「長い時間滞在し店の中を見て、しっかりと会社を知ってもらいたい」との思いからだそうで。モニターに流される作業の映像を観ながら、ゆっくりとコーヒーを楽しませてもらいました。

工事現場をモチーフとした個性的なカフェ、楽しい時間を過ごさせてもらいました。スタッフさんの接客も丁寧で居心地良かったです。スカイツリー周辺にいらした際には併せて立ち寄ってみてください。
店舗情報
