人気観光地である那須高原にいらっしゃったら、少し足を伸ばして訪れて欲しいのが那須塩原市の青木地区。道の駅「明治の森・黒磯」や魅力的な個人店がいろいろあるので、那須高原と併せてお店めぐりを楽しんでみてください。
今回は、2017年4月17日にオープンした和菓子店 茶房花苑(さぼう かえん)を訪れました。
花苑は温泉まんじゅう作りからスタートして30年以上も和菓子を製造し、道の駅や駅の売店などで販売してきたそう。現在では自社店舗であるこの茶房花苑のほかに、那須ガーデンアウトレットやオンラインショップでも和菓子を販売しています。
場所・外観

板室街道(県道369号)沿い、ほぼ向かい側に道の駅「明治の森・黒磯」があるので分かりやすい場所です。ダークグレーのおしゃれな建物、手書きの吊り下げ旗が良い感じ。
アクセスは、車で向かう場合は店舗横に広めの駐車場があるので便利(15台ほど停められるそう)。公共交通機関を利用する場合は、JR黒磯駅か那須塩原駅からバスに乗り、最寄りの「青木別荘前」バス停から徒歩3分ほどで到着できそうです(グーグルマップも対応しています)。
店内の様子

入店するとスタッフさんに迎えられました。許可をいただき空いているところを撮影。
白とダークグレーのメリハリの効いた配色で、上品な雰囲気の店内。和菓子屋さんらしい和の趣も感じられます。ジャム工房2potのジャムなどおいしいそうなものがいろいろ並べられ、賑やかなカウンター。

店内にある喫茶のテーブルは2人用が2卓となっていました。この訪問は年末でしたが、テイクアウトのお客さんが多かったですね。ご自宅での団らんのおともにする和菓子を購入しにいらっしゃっているんだろうな~。この時のBGMはジャズなど。
和菓子以外に、山ぶどうのかごバッグ、木製品やキャンドルなどの素敵な生活雑貨も販売しています。

店外には屋根付きのテラス席もあります。自然の空気の中で和菓子を楽しむのも良い時間になりそうですね。
お店のインスタグラムによると、店内席は冬のみ、テラスは春と夏のみ利用できるとのこと。となると席数がかなり限られますので、テイクアウトがメインのお店と考えておいた方が良いかもしれません。
和菓子は基本的にありませんが、ゆっくりカフェ時間を過ごすのが目的なら西那須野店「喫茶kaen」のほうが席数が多いのでおすすめです(両店は車で25分程度の距離)。
メニュー概要
食事などはなく、和菓子中心のスイーツとドリンクでの営業。季節ごとに変わるメニューもあって、この時は冬でしたのでおしるこでした。春から秋ごろにはジェラート、盛夏はかき氷が用意されるようですね。

和菓子は中央のテーブルに置かれた木箱の中に整然と並んでいます。おまんじゅうや草もち、大福、蒸しパンなど和菓子がひと通り揃います。「那須まるん」の名前が付いた、どら焼き風のお菓子も。
購入したいお菓子を自分で籠にとり、レジカウンターでお会計をするシステムです。

角切りのさつまいもがトッピングされた蒸しパンを見て、食べたくなったのでこれに決めました。
ドリンクは珍しいなと思い、おしるこミルクにしてみました。たっぷりのミルクに粒あんが入っており、程良い甘さでまろやか。飲みやすかったです。

蒸しパンはさつまいもの自然な甘みが楽しめる、素朴なお味。なんだかホッとしますね~。手を伸ばしやすいボリュームも良い。
子ども時代の我が家のおやつには、このような蒸しパンがそれなりに多く登場したので(黒糖が多かったですね~)、私にとっては懐かしく感じられたお味でした。

冬らしいおしるこミルクで温まりました。春から秋のジェラートも人気だそうなので、季節を変えてまた訪れたいと思いました。
向かい側にある「道の駅 明治の森・黒磯」には仕事の関係で頻繁に来ていた時期がありまして、個人的には那須と並んで思い出深い青木エリア。ジェラートカフェ「foo.foo CAFE and GELATO」が好きで何度も利用していました。もう無くなってしまって寂しいけれど。
でもその後にこの茶房花苑などのお店がいろいろできて、時が移ろっても青木に足を運ぶ楽しみがあるというのはうれしい。那須と雰囲気が近い自然風景ともマッチして魅力的なエリアなので、遠方の方も那須を訪れる際には、那須塩原市青木にも足を伸ばしてみてください。

スコーンもおいしそうだったのでテイクアウト。甘みが十分についており、そのままでコーヒーに合うようなタイプでした。リベイクしたらサクふわっとしておいしかったです。
店舗情報
