SHOZOが好きでSHOZOにしか行っていなかった私が、引っ越しを機にいろいろなカフェに行ってみようと“カフェめぐり”を始めたのは宇都宮。その当時から良いカフェが揃っており、私にカフェめぐりの楽しさを教えてくれた場所なのです。
宇都宮で好きなお店のひとつがタフドアです。店名の由来でもある、鉄の重い扉が出迎えてくれた中河原町での営業は移転のため2019年11月30日で終了。昼間でも薄暗く隠れ家的空間だったあの場所のタフドアが無くなるのは残念ではありましたが、新生タフドアがどのような場所になるのかを楽しみに。再会できる日を待っておりました。
※8月中旬の訪問記です。「喫茶ニワトコノミ」に久しぶりの訪問をしたあと。宇都宮に行けるのも年に数回なので、ここ数年はオー…
場所・外観

移転したタフドアは栃木県庁から徒歩数分、県庁前通り沿いで見つけやすい場所でした。2020年7月ごろから喫茶営業を再開。ライトグレーの外観に以前の店舗の面影を感じます。気になっていた新しいドアは、普通にするっと開いてしまいちょっと残念(?)
店内の様子

お変わりないご様子で迎えてくださった店主さんをひと目見て、ここが新しいタフドアなんだと実感が湧きました。許可をいただき先客がお帰りになってから撮影。ガラス張りの入口側から光が良く入り、ナチュラルな雰囲気。店内が明るいというだけで以前の店舗からはだいぶ印象が変わります。

小さめのテーブル2卓と壁向きカウンター6席のこぢんまりとした空間で、客席数は半分以下になったのでは。カウンター上には本棚が設置されていました。ぎっしり並んだ本にすぐ手が届くので読書にも良いです。BGMは洋楽など。

店内の雰囲気は変わりましたが、この手書きのメニューはやはりタフドア。くまのパティントンを模したかわいいクマさんにも再会できました!テーブルに置かれたメニューにもクマさんが描かれています。
メニュー概要
食事からお茶使いまで幅広いシーンで使えるお店。ファンの多いお店ですし移転前に比べて席数が減ったので、お昼時中心に混みあうタイミングもあるようです。

食事を済ませた後だったのでお茶をしました。スイーツは軽めにプリン、飲み物はオレンジアイスティー。そーっと静かに運んできてくださる店主さんの気配を感じ取ってにんまり。

タフドアの飲み物はグラスの縁いっぱいまで注がれているので、こぼれないようにそーっと運んできてくださるんです!そしてこちらで使われているオレンジジュースは果実感があって、とてもとてもおいしい。きっと他のドリンクもおいしいのでしょうけど、タフドアに来るとかなりの確率でこれを注文してしまう。私にとっては思い入れが強いメニューです。

プリンはけっこう大きめサイズ。スプーンを入れると表面近くに抵抗を感じるような、部分的に固めのタイプでした。カラメルの色も濃いですが器に入ったクリームと一緒に食べると相性も良く、おいしかったです。

明るい光が降り注ぎ店内の雰囲気はだいぶ変わりましたが、包み込んでくれるようなゆったり時間が流れているのは変わらずでした。日が落ちてからの時間にも訪問してみたいなあ。以前からそうでしたが、SNSでの情報発信をされていないのもこのお店らしい(営業していない日に行ってしまったことが何度かありますけども)。
移転し営業再開するタイミングがコロナ禍と重なってしまい大変なことも多いと思いますが、これからもあり続けて欲しい。たまにしか訪問することはできませんが、今後とも長く通い続けたい場所です。
店舗情報
