浅草は個人的に東京で一番好きなエリア。雷門や浅草寺、隅田川越しに見るスカイツリーなどなど、これぞ東京という風景が多く、やっぱり良いなぁ~! としみじみ思ってしまいます。

カフェもこの10年でとても増えた印象。浅草寺周辺は混雑するので、ちょっと落ちついた雰囲気も楽しみたい場合は、お散歩がてら少し離れた場所まで移動しています。
今回は浅草北部、最近では「奥浅草」などと呼ばれるエリアにある 雨虹(あめにじ)に行ってみることにしました。2021年7月ごろにオープンしたお店です。
場所・外観

住所は台東区今戸2丁目。浅草寺周辺の喧騒から離れ、住宅が多くなったエリア。今回の目的地である雨虹は、周囲の住宅と溶け込むかのようにありました。表札が無ければ気づかなかったかもしれません。
アクセスは、浅草駅からですと歩いて20分はかかるような場所。お散歩がてら行きたい距離ですが、天気が悪かったりすればバスを使うのも一手だと思います。車で向かう方は近隣コインパーキングへ。
(バスを使うなら浅草駅でなくとも蔵前駅や南千住駅、馬喰町駅や尾久駅などいろんな駅からアクセスできるので調べてみてください)

お店は2階なので、右側の外付け階段で上がります(よってベビーカーや車いすユーザーの方の利用にはあまり向いていません)。ドアを開けると、キッチンの方からスタッフさんが出てきて迎えてくださいました。
店内の様子

注文を済ませてから、許可をいただき撮影を(他のお客様とスタッフが映らないようにとのことでした)。
ライトグレーの壁や白のテーブルなど、主に淡い色でまとめられて少しかわいらしい雰囲気の店内。淡色の空間に水色がところどころ入り、ほど良いかわいらしさです。

テーブルは空間の広さに対して比較的ゆとりある配置で、全部で5卓でした(4人席3卓、2人席2卓)。
土・日曜は混み合いやすく、お店周辺に時間調整できるようなスポットが少ないので、あらかじめ予約しておいた方が安心かもしれませんね。BGMにはさまざまなジャンルの音楽が流れていました。

ティラミスなどのケーキや焼き菓子、パン等の販売も行っているので、テイクアウトでの利用にも良さそうです。ぱっと見ただけでも色彩豊かなものが多い印象でした。
メニュー概要
料理も楽しめるお店で、ランチ場所としての利用もできます。(あらかじめ注文するものを決めて予約したため、フードメニューについての詳細は分からず)
スイーツは独創的で華やかな見ためのものが多いです。ドリンクの種類は充実しており、クラフトコーラなど自家製ドリンクがいろいろあったのが魅力的でした。

予約する際にメニューをざっとチェックしたのですが、これは一体どういうパフェなんだろう!? と興味を惹かれて、柑橘とプリンのパフェに決めました。
スタッフさんが慎重にそ~っと運んできてくれたのは、2種類のパフェが連なっているような斬新なルックス! なんというか賑やかで、お祭りの御神輿でも見ているかのような気分。

運んできてくださったスタッフさんが柑橘の種類などをいろいろと説明してくださったのですが、例によって覚えきれず笑 唯一メロゴールドだけ覚えられましたが、他にも旬の柑橘が4~5種類は使われていたかと。フレッシュな柑橘がいろいろと楽しめました。
クリームは ウーロンシャンティ だったようですが、成形のためか固めのクリームだったので、途中で崩れることは無かったです。右側のグラスにのった紫色のものは マキベリーショーフロア というもの。もちもちとした固めのババロアのようで、甘酸っぱくておいしかったです。

上にのっているのは ソルトショコラチュイール 。アーモンドや春菊のベビーリーフ、そして糸のように見えるのは カダイフ という麺だそう。パリパリと香ばしく、甘いものにちょっと飽きた時のお口直しとして良かったです(この部分は早々に取り皿に移し替えて、途中途中で食べました)。

この画像だと見えませんが、ふたつのグラスは細長いピンクペッパーパイで橋渡しされています。黒糖メレンゲや、リーフ型の焼き菓子(ナツメグソルトリーフフィアンティーヌ)などで華やかに飾り付け。
左側がプリンで、右側が ラムととんか豆のブラマンジェ&白牡丹茶ゼリー 。プリンは卵の味がしっかりで、きりっと苦いカラメルと好相性。ブラマンジェ&ゼリーは甘さがとても控えめでさっぱり。
香ばしかったり甘酸っぱかったりまったりしていたり・・・サクサクしていたりむにゅっとしていたり・・・いろんな食感、味の組み合わせが楽しめました。
大きいパフェですが全体的に甘さ控えめだったので、最後までしつこくなく完食しました。が、けっこうお腹いっぱい。お腹を空かせて訪問した方が良いと思われます。

ドリンクは、名前を忘れてしまいましたがマンゴーのフレーバーティーにしました。香りが上品で良い。ポットで提供されたっぷり飲めるので、大きめサイズのパフェとも好相性でした。

フィアンティーヌ とか ショーフロア とか、私にとっては初めて出会う単語のものばかりで新鮮でした(シャンティは知っていた)。
退店時にはスタッフさんと少々お話させてもらい、私が階段を下り終えるまでお見送りしてくださったのがうれしかったなあ。

このお店ならでは、独創的なパフェを楽しませてもらいました。新たな味にチャレンジしたい! という気分の時に選んでみると良いお店だと思います。
今回はパフェとドリンク(ワンドリンク制のようでした)を注文し、約3000円のお会計。個人的には、パフェを食べるとなると頻繁には来られない価格帯ですが、好きなフルーツを使ったパフェが登場した際にはまた訪問をしてみたいなと思いました。
店舗情報

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