アメリカ・サンフランシスコ発のコーヒーショップ、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)。
日本には2015年2月、東京の清澄白河に初出店し、その後も東京・神奈川・京都・大阪・兵庫など大都市に次々と出店して、事業を拡大。この記事を執筆した2024年前半も福岡・天神や名古屋・栄に出店し、いまだに勢いは止まりません。
今回は地方出店第一号である、群馬県前橋市の ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ へ。2021年9月17日にオープンした、日本では24店舗目となるお店です。
場所・外観

前橋のブルーボトルコーヒーは、国道50号沿いにある 白井屋ホテル の敷地内(裏側)。国道50号の一本北側の馬場川通り沿いに、緑で覆われた丘のような外観が突然現れました。個性的で面白い!
この白井屋ホテルは、創業300年という歴史のある老舗旅館を再生したアートホテル。
世界的建築家である藤本壮介氏による設計で、既存の旅館部分をリノベーションした「ヘリテージタワー」と、新築されたこの緑の丘部分「グリーンタワー」の2棟構成になっているそうです。
アクセスは、最寄り駅の上毛電鉄・中央前橋駅から8分ほど。JR前橋駅からも徒歩15分ほどの距離なので、公共交通機関で向かうのも良しです。専用駐車場が無いので、車で向かう方は近隣のコインパーキングを利用することになります。

グリーンタワーにはいくつか店舗がありますが、左側にあるひと回り大きな丘にブルーボトルコーヒーが入っていました。
閉店時間の19時が迫っていたため急いで入店。まだ大丈夫ですか? と尋ねましたが、スタッフさんの「19時までであれば大丈夫ですよ」の言葉にひと安心しました。
店内の様子

注文と会計を先に済ませてから、許可をいただき撮影を。コンクリートうちっぱなしの壁、床には白井屋ホテルでも使用されているレンガを用いてホテルとの一体感を出しているそうです。
中央にはカリモク製だというオレンジ色の大きなソファーがあり、丸テーブルを角に配置。ソファーのオレンジと暖色のライトが、無機質な空間に明るさと温かみをもたらしています。

中央のソファーの他、壁沿いにはベンチシートが設けられています。客席の性質的に、長時間ゆっくりするというよりは小休止がてらコーヒーとお菓子を楽しむという使い方が良さそうです。
シンプルなインテリアの中でひと際目をひくのが、壁に飾られた力強いタッチのアート。白井屋ホテルにも作品が展示されている白川昌生氏の新作で、前橋の歴史から着想を得て描かれたものだそう。この時のBGMは洋楽でした。

物販コーナーにはコーヒー豆やシロップ、焼き菓子、ボトルマグなどいろいろありました。青いボトルのマークが入っていて、すぐにブルーボトルコーヒーのものだと分かりますね~。自分用にはもちろん、プレゼントにも良さそうです。
メニュー概要
コーヒーの種類は豊富でドリップ、エスプレッソマシン系どちらも有り。豆もブレンドやシングルオリジンといろいろあるので、コーヒーがお好きな方には幅広い選択肢があります。
ブルーボトルコーヒーの他店舗にある軽食類や生ケーキ等は、こちらでは提供していませんのでご注意を。メニューはお店のサイトに掲載されているので、詳しくはそちらをご覧ください(記事最後にリンク張っておきます)。

このあと夕食の予定が控えていたため、スイーツは軽そうなレモンカルダモンケーキにしました。フィナンシェっぽい見た目の焼き菓子。レモンピールとカルダモンのさわやかな組み合わせで、軽くいただけました。
ドリンクは “HOLIDAY SPECIAL” のメニューを注文。ホリデーだから休日限定メニュー? この日は平日だしおかしいなあ・・・と思いつつ。
記事執筆にあたり調べてみたところ、アメリカでは11月第4木曜~元旦までをホリデーシーズンというのだそう。つまり期間限定メニューということですね。

コーヒーとスパイスシロップを合わせていて、チャイのコーヒー版というような味わい。スパイス効果で身体が温まる~。ミルクとスパイスの風味が強いので、コーヒーがちょっと苦手な方でも飲みやすそうでした。
閉店作業が軽く始まる店内、少し急いでコーヒーを飲み干し19時ちょっと前に退店。慌ただしかったですが、前橋を訪れたひとつの理由がこのお店の存在でしたので、コーヒータイムが楽しめて良かったです。

どうして前橋にブルーボトルができたんだろう(埼玉にもまだ無いのにね笑)と調べてみたところ、前橋のまちづくりビジョン「めぶく。」の一環で白井屋ホテルが改装され、ブルーボトルコーヒーが誘致されたという経緯のようでした。
私自身もこれが初めての前橋ステイ。特色ある場所ができると、訪れてみたくなる街になるし素敵な取り組みだと思います。前橋のめぶく。まちづくりに今後も注目しております。
店舗情報

前橋泊で夕食&朝食も楽しみました




ブルーボトルコーヒーを出た後は別行動していた夫と合流し、夕食にと予約していた「グンマーネオ酒場 リバール」(ホットペッパー)へ。
ブルーボトルと同じ馬場川通り沿いででひと際明るく、賑やかなお店。群馬や前橋産の食材を多く使っているというところが◎ 唐揚げや揚げ餃子などお肉料理がメインでがっつり食べられます。王道のレモンサワーもおいしかったです。


前橋泊の翌朝は前橋総合卸売市場内にある「市場食堂」という、これまたローカル感のある場所で朝食を。市場内のお店なので、朝6時から営業しているのが良いですね~。
(JR前橋駅からは離れているので車で移動しました。市場南側から入り反時計回りに進んでいくとあります)
まずおぼんを持ち、並べられたお刺身やフライ等のおかずを好きなだけ取り、ご飯をよそってもらってお会計のセルフスタイル。初来店で仕組みが良く分からなくても、スタッフのおじさまやおばさまが親切に教えてくれるので安心です。
(常連さんが多そうな立地で一見さんにも親切、これはポイント高いです~)

マグロやアジのお刺身を選んで、お刺身定食的な組み合わせにしてみました。群馬は海無し県ではありますが、鮮度が良い刺身が食べられるのはさすが市場内。
奥のフライはマグロのホホ肉だったかな? フライなどのおかずは、食器返却台の方にある電子レンジで温めて食べると良いですよ。とってもおすすめの朝食~昼食スポットです。