東京都調布市を中心に、カフェやブルワリーなど数店舗を運営している「手紙舎」。
近年では地方への展開を進めており、第1号となった場所は長野県の浅間温泉。2022年7月1日にオープンしたのが 手紙舎 文箱(ふばこ)です。
場所・外観

浅間温泉郵便局の隣にありました。30年前は銀行だった建物だそうで、かなり大きいです。
ちょうど目の前がバスの停留所(ホットプラザ浅間)なので、松本市街地からのアクセスも良好。

車で訪れる場合は専用駐車場が10台用意されていますが、3か所に分かれています。一番近いのは建物裏手の2台。
入口のガラスに貼ってあった地図を載せておきますが、ちょっと見づらいかも。手紙舎のサイトには鮮明な画像がありますのでそちらもご覧ください。

銀行だっただけあって大きなエントランスですね~。ガラス張りの木のドアが良い感じ。心躍る気持ちをちょっと落ち着かせつつ、ドアを開けました。
店内の様子

入店すると広い雑貨コーナーになっています。郵便局の隣にあり、紙雑貨を中心に扱うことから店名を「文箱」としたそう。紙小物がお好きな方にとっては見ごたえある、大充実の内容ではないかと思います。
私のお目当てであるカフェスペースは奥の方にありました。席に着くとスタッフさんがメニューを運んできてくださいます。

雑貨側とは仕切りがありません。系列店の「手紙舎 2nd story」と同じように、開放的な喫茶スペースになっています。
客席は2人掛けのテーブルが7卓くらいと、キッチン前にカウンター、そして雑貨スペース横の窓際カウンター席です。

白と茶の落ち着いた空間に緑色のソファーが映え、クラシカルで良い雰囲気だなあ。(かつてあった系列店「本とコーヒーtegamisha」のような)
高い天井を見上げると、リノベーションの跡が荒々しく残っているのも趣深い。BGMはボサノバ等のゆったりした曲でした。
メニュー概要

食事からお茶使いまで利用できそうなラインナップ。ただしナポリタンはラストオーダーが13:30となっていたのでご注意を。
季節限定のメニューがいろいろあるので、時季を変えて再訪する楽しみがあります。

手紙舎つつじが丘本店で人気のプリンアラモード。こちら松本店にもプリンアラモードがあるので、思わず飛びつきました!
訪問時は、桃のコンポートやメロン、自家製の桃ソルベ等がのった夏バージョンでの提供(950円)。
ドリンクはアイスの紅茶(605円)。山梨県北杜市「カメリアニコティー」(サイト)のアールグレイだそう。
あからさまじゃない上品な香り。和紅茶のような甘みがあってまろやか、さっぱりといただけました。おいしい。

プリンには おうはん という安曇野産の卵をつかっているそう。固いというより、むっちりと弾力のあるタイプ!
私はプリンは固め第一主義者ではないのですが(とろとろミルク寄りの方がむしろ好き)、このプリンは卵臭くなくて、とてもおいしかったです。

上から見ると、プリンは隠れちゃっているほど賑やかな構成です。桃のコンポート、フレッシュなメロンなど果物たっぷり。
私が印象深かったのは板状のメレンゲでして、食べるとピリッとして驚き。なんとブラックペッパーとライムが入っているそうで、良いアクセントでした。



さらに、元・銀行の名残である「金庫室」、2階には手紙社オリジナルのペーパー等が並ぶ「紙マルシェ」など、見る場所が本当にたくさん。ゆっくり拝見させてもらいました。

このお店に行きたいがために、2024年夏の旅行先を浅間温泉にしたと言っても過言ではなく。念願かなっての訪問でした! ゆっくりしすぎて、浅間温泉で回ろうかなと思っていた他のカフェのラストオーダーに間に合わなかった笑
初めて訪れた浅間温泉の印象は、街並みは草津や湯布院のように賑やかというわけでは無いですが、この文箱のような、程良く年月を重ねた建物が並んでいて、個人的にはノスタルジーを感じました。
松本市街地からも行きやすく、温泉とカフェどちらもお好きな方にはおススメの旅行先だと思います。手紙舎ファンの方もぜひぜひ。
店舗情報




浅間温泉を訪れる前には、塩尻市の奈良井宿を観光したり、名物の山賊焼き(かなりの大きさ!)を食べたりしました。全体的に天気が悪かったのが残念でしたが、楽しい旅行でした!
2024年夏旅行で長野県諏訪市を訪れました。中央道の諏訪湖SAから街並みを眺めたことがあるくらいで、実質的には初訪問。諏訪大社などを回って一泊しました。翌朝、早起きして訪れたのが2019年10月12日にオープンした AMBIRD(ア[…]