銀座さんぽの合間、コーヒーをテイクアウトするのにぴったりのコーヒースタンドに立ち寄ってみました。2017年12月15日にオープンしたBONGEN COFFEE(ボンゲンコーヒー)。漢字表記では盆栽の “盆” に源(みなもと)と書き、非日常の空間を通してほっと一息を提案する純日本式自家焙煎コーヒーショップとのこと。
場所・外観

結婚式場やホールがある「銀座ブロッサム」(中央会館)の南側の細い路地にあります。近くまで行くと路地入口に置かれた看板を発見。東京メトロ有楽町線の新富町が最寄り駅で徒歩3、4分という距離です。

石灯篭や盆栽マーク入りの暖簾など和を感じる佇まい。コーヒースタンドというよりまるで和菓子屋さんのようですね。男性店主さんがおひとりで営業しておりちょうど接客中でしたが、店に入ってきた私にもさわやかに挨拶してくださって好印象でした。
店内の様子

まずはカウンターで注文と会計を済ませ、その後に許可をいただき少し撮影を。格子天井のキッチンカウンター奥に置かれた立派な盆栽にはやはり目を惹かれます。まさにこのお店のシンボル的存在ですね。

わらが混ざった土壁も和の雰囲気たっぷりで良いですが、コーヒースタンドゆえコンパクトな店内なので客席も少なく、このベンチシートのみ。詰めて座っても4人程度かなというところです。

棚にはお店のロゴ入りのおしゃれなコーヒーグッズが並んでいました。黒のカップが素敵だなあと思いましたが、高級洋食器メーカーの大倉陶園とのコラボ商品でお値段は何と8万円超え!さ、さすが銀座のお店・・・こだわりの品を揃えてらっしゃいますね。BGMはジャズ等でした。
メニュー概要
メニューのほとんどはコーヒーでハンドドリップ、エスプレッソマシン系どちらも有り。豆はSHIRAFUSHI(白節珈琲焙煎所)という自社焙煎所で焙煎し、豆本来の風味を際立たせたクリアで透き通る味わいが楽しめるとのこと。自然栽培(無肥料・無農薬)のウガンダやコピ ルアックなど珍しいコーヒー豆もそろえています。

運良くベンチシートが空いていたので店内で飲んでいくことにしました。程良いコーヒー感を期待してフラットホワイトを注文。ベースのコーヒーは2種類から選べたのでブレンドにしました。ミルクよりコーヒー感が優勢のラテで苦みもしっかり楽しめ、この時求めていたイメージにぴったりでした。

みたらし団子+きな粉+エスプレッソ というメニュー名に興味をそそられてスイーツも注文。小さな紙コップで提供されました。中にみたらし蜜が入ったお団子にエスプレッソときな粉がかけられたもの。和のスイーツにエスプレッソの苦味、意外と合います。ただ結構なお値段のスイーツなので、勝手ながら期待を膨らませすぎたかなという印象は残りましたがお味はおいしかったです。

平日12時半ごろの訪問でしたので、お昼休憩中と思われるオフィスワーカーらしきお客さんも多く来店。カフェのようにゆっくり座って時間を過ごすタイプのお店ではないので、テイクアウトしてさっとコーヒーを飲みたい場合と、和の雰囲気を楽しみたい方にはピッタリだと思います(特に外国の方には喜ばれそう)。盆栽のように長きにわたり愛されるお店になると良いですね。
●カフェめぐりにおススメ!近くのお店●
・ Ken’s珈琲店 / 東銀座のビル2階にある大人の喫茶店
店舗情報
