栃木県宇都宮市に隣接する さくら市 は日本三大美肌の湯・喜連川温泉を有する街。喜連川地区には フィオーレ喜連川 という、なんと温泉付きの分譲住宅地があります。JR東日本も開発に関わっているため、JRの電車内にも広告が掲載されていたような場所でして。
そのフィオーレ喜連川内に一軒のカフェが2020年12月12日にオープンしたとのこと。営業日と私の帰省のタイミングを合わせてようやく訪問できました。お店の名前は Cafe GRETEL(カフェ グレーテル)。
場所・外観

グレーテルがあるのはフィオーレ喜連川の5丁目。菖蒲沢公園の近くなので、比較的分かりやすい場所だと思います。駐車場も広いので車でのアクセスは安心です。
公共交通機関で向かいたい場合、駅からはとても離れているためバスを利用することになるのですが、本数が少なく(朝と夕方のみ)営業時間とも合わないためマイカー必須の場所と考えて良いと思います。

お庭のアプローチを歩いて近づいてみると、白いウッドデッキと青いドアがとてもさわやか。お庭の木々は植えて間もなく小さめなので、成長したらさらに素敵なお庭になりそう。

訪問時の注意書きはこのような感じでした。1組3名までのルールがあり、4人以上での利用はできないのでご注意ください。変更があるかもしれないので、最新の情報をお店のSNS等で確認してからお出かけくださいね。
店内の様子

女性店主さんが迎えてくださいました。注文を済ませ、許可をいただき空いているところを撮影。白と木のナチュラルで温かな空間です。窓から見える庭木の緑もお店の一部となるようで良い感じ。BGMは洋楽でした。

テーブルや椅子は手作りされたのだろうなと感じましたが・・・この記事を書くにあたり詳しく調べると、なんとこのお店自体がハーフビルド。主要な部分のみプロに任せ、ほとんどは店主さん自らが2年がかりで組み上げたのだそう!
天井に太い梁が通っていたりと素敵な空間だったので、さすがにそこまでは訪問時に感じ取れなかった~。まさかこの建物までほぼ自作だったとは・・・女性がひとりで組み上げられるものなんだと驚きました。
(しかも前職は大工仕事とは無縁、激務のキャリアウーマンだったそうで。「住人十色」というテレビ番組で取り上げられたこともあるようですよ。)
メニュー概要
パンを使った軽食とスイーツ、ドリンクのラインナップ。お菓子作りは代官山の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」で学ばれたそう。コーヒーは店主さんのお気に入りである「堀口珈琲」の豆を使っています。

12時頃の訪問でしたが、季節限定スイーツは早くも売り切れていてびっくり。なので定番のスイーツから チーズテリーヌ を注文しました。コーヒーはシティロースト(中深煎り)で酸味と苦味のバランスが良い 風のコーヒー を。カップ&ソーサーも素敵。

チーズテリーヌは何種類かチーズを組み合わせているのかな? 旨味、コク、香りなど一般的なチーズケーキよりも奥深いしチーズ感がしっかり。これはチーズ好きにはたまらないお味です!この時のソースはブルーベリーでしたが果肉がゴロゴロでおいしかったです。

私にとっても馴染みの場所であるさくら市。住んでいた当時のことを少し思い出しながらコーヒーを楽しみました。あの頃はさくら市にほとんどカフェが無かったので、わざわざ宇都宮など他の場所へ行っていましたから・・・私も当時それなりに仕事が忙しい日々を送っていたので、カフェでほっと一息つける時間は癒しでした。私がさくら市に住んでいる時にこのカフェがあってくれればなあと思わずにはいられなかったですね。
それにしても東京のキャリアウーマンだった店主さんが、この場所に移住してカフェを開くというバイタリティーがすごい!見習いたいなあ・・・。ただ一度カフェ時間を過ごしただけでは、ハーフビルドという経緯などは充分に感じ取れなかったので、次に訪問できたらそのあたりも汲み取りつつ過ごしたいなと思います。
店舗情報
