お花見シーズン到来!春を満喫しましょう!

工藝と喫茶 物華 / 栃木県栃木市 ◇ 伝建地区の蔵で営まれる和の喫茶店

宇都宮市から約30キロ弱ほどの距離にある栃木県栃木市。埼玉県の川越や千葉県の佐原とともに「小江戸」と呼ばれ、蔵造りの風景が魅力的です。また「全国京都会議」の承認を得ており「小京都」でもあるのだとか。小江戸でもあり小京都でもあるというのは全国でもここだけ!?

 
リーネ
個人的には川越のような小江戸のイメージが強いですけどね(川沿いの風景が小京都の要素なのかな?)

そんな栃木市にも魅力的なカフェや喫茶がいくつもありまして、私も何度か足を運んでいます。今回記事にするのは工藝と喫茶 物華(ぶっか)。

物華のはじまりは2019年5月、同じ栃木市にある大正時代の洋館を使ったカフェ「パーラートチギ」の2階で営まれていたセレクトショップ。2021年3月31日に、パーラートチギから徒歩で10分ちょっとの場所に移転し、喫茶をメインとして再オープンしました。

場所・外観

物華 ◇ 駐車場
岡田記念館と共用の駐車場

場所は嘉右衛門町の伝統的建造物群保存地区(伝建地区)の南側、岡田記念館の隣なので比較的分かりやすい場所だと思います。

車で訪問する場合の駐車場は、隣にある岡田記念館の駐車場と共用のものが用意されています(物華から50mくらい西側)。公共交通機関で訪問する場合は、東武線の新栃木駅から徒歩で15分ほどでたどり着けそうです。

徒歩の時間を短縮したい場合は、新栃木駅か栃木駅からバス利用。2市街地循環線の「岡田記念館」バス停が最寄りですが本数が少ないので、徒歩4分の距離になるバス停「万町交差点」ならいろんな路線が通り、本数も多く使い勝手が良さそうです。

物華 ◇ 外観
2022.10 撮影

100年以上は経っているという蔵。岡田家の米倉だった?そうで、和の趣が漂います。物華になる以前にもお店が入っていたので、躯体のリノベーションはあらかた済んでいたのかなと推測します。

店内の様子

引き戸を開けて中に入ると薄暗く、正面にあるキッチンカウンターに男性店主がいらっしゃいました。注文が先なのかな? と少しオロオロしてしまったところ、お好きな席にお座りくださいと声をかけてくださいました(テーブルに着いてからメニューを見て注文、お会計は後でした)。

撮影は 手元のみ可能 とメニューに書かれていました(つまり注文した品は撮影可能ですが、店内の様子等の撮影は不可)。よって店内の写真が無いので、簡単に私の目を通した文章にて説明します・・・

物華 ◇ エントランス
白の暖簾がなびく入口

黄土色の壁に茶色の柱、客席は艶が美しい4人掛けのテーブルが4つ、2列に並びます。窓が少ないため客席部分はちょっと暗く、とても落ち着いた雰囲気。キッチンカウンターは調理の関係もあるのでしょうが明るいので、明暗のコントラストがあります。キッチンカウンターは客席側に向けて棚になっており、器などの生活雑貨が並んでいて販売も行っているようでした(お店のサイトから通販も可能)。

客席の真上は屋根まで吹き抜けになった高い天井で、蔵が経ってからの年月の重みが伝わってくるような重厚感。店主さんが調理を行うキッチンカウンター上には2階部分があるという面白い造りでした。この時のBGMはシックなピアノ曲と柱時計のカチコチ音が混ざり合ったもの。

 
リーネ
うまく伝えられていないと思うので、行ってみてからのお楽しみということで。客席が4卓と少なめな点には留意してください。

メニュー概要

<2022.10 訪問時>
【スイーツ】プリン、アフォガード、焼き菓子6種類ほど
【ドリンク】コーヒー、紅茶、クラフトコーラ、りんごジュースなど

ランチや食事はなく、スイーツとドリンクのみでの営業。ペーパーかネルドリップで入れるコーヒーと紅茶はストレートで提供されるものが中心ですが、豆や茶葉の種類(産地)はいろいろありました。

物華 ◇ 果実のプリン
「果実のプリン/ 百年在來」 2022.10

果実のプリンは、旬の果物とプリンが平皿に美しく盛られた “ 物華的プリンアラモード ”。飲み物は和紅茶の一種だという百年在來にしてみました。

物華 ◇ 百年在來
深みのある香り

樹齢100年ほどの在来茶樹の茶葉なのだそうです。今まで味わってきた和紅茶よりもふくよかで、深みのある香り・・・中国茶に近いようにも感じました。これも年月が作り出す味わいなのかもしれませんね。

物華 ◇ 果実のプリン
プリンと旬の果物が美しく盛られる

店主さんが丁寧にカットして盛り付けてくださる数々の果物。ぶどう、桃、梨、メロン(食べやすく切れ目も入っていた!)、そしてラズベリーのソルベ。食べるのがもったいなく思えるほど美しい。

プリンはやや固め、卵・ミルクの割合はバランスタイプかな。カラメルは苦みがしっかりありますが、量は少なめなので程良いです。おいしくいただきました!

これだけ素敵なお店ですと、しっかりこだわりをお持ちの店主さんなのだろうなあ・・・過去のカフェめぐりの経験上、そういったお店の店主さんは話しにくい雰囲気の方も少なくない・・・。この訪問時のお客さんは私だけでしたので、はじめは緊張を感じていたのですが。

一緒の空間で時を共に過ごしてみれば。気さくにお話もしてくださる柔らかな雰囲気の店主さんでした。隣の花屋さんが勝手口の方からやってくるのもなんだか良い光景でした(お店に飾るお花でお世話になっているらしい)。また来たいなあと思いつつお店を後にしました。

 
リーネ
お隣の花屋さん「Spirée fleuriste スピレフルリスト」(サイト)も蔵を利用したお店。物華と合わせて立ち寄ってみては。
物華 ◇ 氷菓子(アイスクリーム)
「氷菓子(アイスクリーム)」 2022.10

時は流れること数日、再びやってきました(早いですね笑)

友人と一緒にR50号の辺りまで行った際にこのお店の話をしたところ、ぜひ行ってみたいと友人が言ったためでした。この時は夕方だったので店内がさらに暗く、雰囲気がありましたね。

今回は氷菓子、いわゆるアイスクリームを注文。ナッツやフルーツ等も盛り付けられてヌガーグラッセっぽくもあるスイーツでした。飲み物は詳細忘れてしまいましたが前回とは違う和紅茶を注文して、友人と語らいのひとときを過ごしました。

物華 ◇夕方の外観
日が落ちてからの雰囲気も◎

友人は私が数日前に注文した果実のプリンを注文、気に入ってくれたようで良かった。数日前に来たばかりだから店主さんには驚かれましたけどね笑 素敵なお店だと思ったから友人にも勧めて、すぐ再訪したのは間違いないです。伝建地区散歩の休憩としてもぜひ立ち寄ってみて欲しいお店でした。

店舗情報

物華 ◇ 表札

工藝と喫茶 物華(ぶっか)
栃木県栃木市嘉右衛門町1-12
サイト
フェイスブック
インスタグラム
※駐車場:有り(近くの岡田記念館と共用)
※東武線「新栃木駅」から徒歩14分程度
※キャッシュレス決済:一部利用可能
(最新の情報はお店のSNS等で確認してください)

● カフェめぐりにおすすめの栃木市カフェ ●
【パーラートチギ】蔵の街にある大正時代の洋館カフェ

物華 ◇ 栃木県栃木市
更新情報など発信していきます
NO IMAGE

◆ 当ブログ専用instagram ◆

さすらいのカフェラバーのふらりカフェめぐりはこれからも続いてゆきます。よろしければ今後ともお付き合いください。ブックマークへの登録や更新情報をお知らせする当ブログ専用instagramアカウントのフォローもお待ちしています。

CTR IMG