茨城の西部に位置する古河市。栃木県と埼玉県に隣接し東京へのアクセスも良いので、住みたい街ランキングでも年々順位を上げている都市です。今回はそんな古河で30年以上の長きにわたり営業している歴史あるお店、カフェヌーベルクラシックへ初訪問。
場所・外観

国道4号線から少し逸れて、十軒通りというチェーン系のお店も並ぶ大きめの通り沿いにありました。深い緑色のおしゃれな一軒家。駐車場があるので車でのアクセスが便利、公共交通機関の場合は古河駅から離れているので茨急バスに乗り「上辺見東」バス停で降車すればほぼ目の前になります(→バス時刻表)。

金属の棒を曲げて文字にしている素敵なエントランス。お店のブログ等を読んでもオープン時期についてははっきりした記述が見つからなかったので奥さまにお尋ねしたところ、1986年にオープンされたそう!私のカフェ好きのきっかけとなった栃木の「1988 CAFE SHOZO」より早くからオープンしていたとは。
店内の様子

訪問時はご夫婦と女性スタッフさんの3名で営業。許可をいただき空いている部分を撮影させてもらいました。テーブルのあるフロアはガラス張りで明るく、ゆっくりととくつろげそうな空間。写真はありませんがキッチン前にカウンター席もあり、そちらはシックな雰囲気になっています(お店のサイトのトップ写真を参照)。
テーブルは大小合わせて6卓、アンティーク家具やソファーなどいろいろな席があります。私は古いトランクと思われる個性的なテーブルに座ってみました。BGMは小さめのピアノ曲、店名通りのクラシック調でこの空間と相まって優雅な気分に浸れました。
メニュー概要
コーヒー豆はエイジングコーヒーを使っているそうでコクのある味が楽しめます。ストレートの他にアレンジ系もいろいろと。自家製の軽食やスイーツとともに味わえます。

お昼時だったので軽めのランチがてらサンドウィッチを。初めての訪問ということでコーヒーはブレンドを選びましたが、小ぶりのカップに入ったコーヒーはギュッと濃く、ですが苦味は強すぎずまろやか。おいしかったです。

サンドウィッチは6枚切り食パン2枚かな?けっこうボリューミー。強めにトーストされていて、表面はサクサク香ばしい。そこにプリプリのエビとクリーミーなアボカド、そしてマヨネーズソース!最高に合いました。

スイーツは毎年秋に登場する人気メニュー、栗のシフォン。プレーンシフォンに自家製のマロンペーストとマロンのババロアを挟んでいます。甘さも程よく栗の風味が楽しめます。ベースは軽いシフォン生地なので、サンドウィッチの後でも重すぎることはなくおいしく完食しました。

30年以上も営業している歴史あるお店ですが、レトロ喫茶店とは違ってまさに“カフェ”。1980年代後半にはここがあったなんてちょっと信じがたいくらいです。また真っさらな新しいお店には無い経年変化が2020年代となった現在では良い味になっています。この場所でたくさんの方々がコーヒーを楽しんできたんだろうな~と時の流れに思いを馳せる。
店内利用の他にテイクアウトのお客さんも代わる代わるお店にやってきて、駐車場はほぼ満車状態が続きました。さすが長年地域に愛されているお店ですね!私はずっとこのお店を知らず、歴史を見てこられなかったのを残念に思うくらいでした。最近ではインスタグラムでお店を知って来店する若いお客さんも多いのだとか。私も近くを通りかかった際などにまたふらりと立ち寄ってみたいと思います。
店舗情報
