千差万別、さまざまなカフェの中でも「古い建物・古家具・古道具を使った」カフェが私は特に好き。
元の建物やリノベーションの仕方などが興味深いですし、私の個人的な境遇として幼少期に生まれ育った家が曽祖父からの古い家でしたので、懐かしさを感じるのも理由のひとつです。
埼玉県の川島町に、築100年は超えているというかなり古い建物を使ったカフェがオープンしたと知り、行ってみました。店名は おひるごはんとおやつ ほっぺ。
店主さんは清澄白河のシェアキッチンなどで経歴を重ねたそうで、2023年12月13日に念願のお店をオープンされました。
場所・外観

住所は川島市中山、カインズスーパーモール川島の西側に位置する住宅地。
道路から少し奥まった場所にあるため、最後の最後でお店を通り過ぎてしまいがち。緑色のアパートと倉庫の間を入るとあります。(画像を参考にしてください)
国道254号から向かうならば、ホームセンターのカインズと、スターバックスコーヒーの間の道を入っていくと良さそうですね。

鉄道の駅からは離れているため、車で訪問するのが便利。駐車場は敷地内に6台と、倉庫隣の月極駐車場に1台(番号7)。台数に限りがあるため、1グループで1台での来店をお願いしています。
公共交通機関を利用して向かいたい場合は、川越駅からバスに乗り「上伊草」バス停下車、徒歩4分ほどで到着できるので、訪問可能な範囲だと思います。

2階建て、瓦屋根の立派な建物がほっぺでした! 古さを生かしていて、これは良い感じだなぁ~。楽しみに玄関の戸を開けました。

入口脇に、入店に際してのおねがいごとがいくつかありました。
4名以上の席は無いため別々になることや、未就学のお子さんの入店はご遠慮ください、などなど。事前に読んでおきましょう。
店内の様子

店内へは靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて上がります。スタッフさんが中から出てきて迎えてくれました。
注文を済ませてから許可をいただき、空いている箇所を撮影。天井の梁、太い立派な柱などに古民家ならではの年月の重みが感じられます。そして古道具がこの空間に似合いすぎる!

客席は7卓(横並びに座るタイプ含む)。2人テーブルが多かったので、大人数での利用にはあまり向いていません。
古民家リノベーションの仕方はいろいろありますが・・・こちらは綺麗にしすぎず、古さを生かしているのが良い。インテリアも古いもので合わせており、新しいのはエアコンくらい。古民家カフェとして隙が感じられません。
ざるとかお釜とか農具とか、農家を思わせるものが多かったのも印象的でした。訪問時のBGMはアコーディオン&ヴォーカル入りの曲(鈴木常吉さん)。
メニュー概要

おひるごはんが人気のお店。内容は2週間~1か月ほどで変わるそう。おひるごはんは数に限りがあるため、事前に予約しておくのが無難かなと思います。
喫茶のみの利用は、14時以降となっている点にも注意が必要です。

スイーツはショーケースの実物を見て選ぶスタイル。いちごのタルトと迷いましたが、厚みがあっておいしそうだったバスクチーズケーキ(650円)を注文。
ドリンクは水出し珈琲をチョイス(550円、おやつとセットで-50)。すっきりクリアな苦味が楽しめておいしかったです。

バスクチーズケーキは表面はしっかり焼かれ香ばしく。中はとろっと滑らか。これぞバスクチーズという期待通りのおいしさでした!

古さを生かした素敵な雰囲気、とても好みのお店で感動しました! スタッフさんの柔らかい接客も良かったなぁ~。
カフェは喫茶利用が多い私ですが、定食のごはんをこの雰囲気の中で食べたら、絶対おいしいだろうなあ・・・と想像しちゃいました。いつかは予約してごはんを食べに行きたいなあ~。
店舗情報
