2019年10月3日にグランドオープンした喫茶mammal(まんまる)。かわいらしい名前、写真からでも伝わってくる素敵な雰囲気。私もずっと気になっていたのですが訪問のタイミングを逃したまま時は流れ、いつしか事前に入店案内必読というがっちりとルールのあるお店になっていました・・・。
とはいえ1度は行きたい気持ちがずっとあったのでお店のインスタグラムをフォローし続けていたら、コロナ禍での休業を経て完全予約制の“おひとりさま喫茶”で店内飲食を再開されると(予約期間はすでに終了)。これを逃すと足を運ぶ機会はなかなか無いだろうなと思い、予約をしてランチの回に行ってきました。
場所・外観
東急世田谷線の世田谷駅から徒歩2分ほど歩き、到着したのは一見すると住宅地の中の行き止まりのような場所でした。時間には余裕を持って自宅を出発したのに電車が止まってかなり遅れ、到着したのは予約時間の5分前。ちょっと焦りました!
さらに近づいてみると現れた2つの扉のある建物、ここで間違いなさそう。古いアパートを改装しているそうです(カフェの客席部分はガレージ?のような部分だったとか)。正解のドアはひとつ、もうひとつはフェイク。正解のドアは入店案内に書かれています。
店内の様子
入店するとご夫妻が迎えてくださいました。しっかりルールのあるお店、ファーストコンタクトはちょっと緊張の瞬間でしたが、物腰柔らかなご夫妻で一安心。少し気になっていたことを念のため確認させていただいてから、靴を脱ぎスリッパに履き替えて上がりました。他のお客さんはほとんど到着済で、まだ空いていた壁向きのカウンターへ着席。
この時の店内はテーブルが3つと私が座ったカウンター2席。おひとりさま喫茶は同時間に5名のお客さんでした。白い空間に板張りの床、アンティークの素敵なインテリアと綺麗なお花。キッチンの方はダークブルーで引き締まった色になっていました。
また線路側に大きめの窓があり、行き交う世田谷線が間近で見られる最高のスポットでもあります!路面電車でスピードが遅く2両編成の世田谷線だからこそ、ゆったりしたカフェとの相性も良いのでしょうね。私の席からは振り返らないと見られず残念でしたので、また訪問できたら窓向きの席に座りたいものです。BGMはかなり小さめ音量のゆったり曲でした。
メニュー概要
コロナ禍以前の通常メニューでは季節の食材を使った食事や、自家製シロップのスカッシュやクリームソーダが楽しめました。(私が訪問したおひとりさま喫茶は予約の段階でメインを決定するなど異なるメニューでの営業でした)
この日のサラダは、パセリなどのフレッシュな香りが鼻に抜けるハーブグリーンサラダ、ビネガーの酸味が効いた人参のリボンサラダ、独特な風味がほど良い茗荷のポテトサラダ。スープはとうもろこしでしたが、乳製品ととうもろこしそのものを生かすシンプルで素朴なお味でした。サラッとさせずに皮など粒々した食感が残っていましたね。
メインは事前に選んでいたナポリタン。麺がもっちりしておいしく、ケチャップ以外にも何か使っていると思われるコクのあるソース。トマトや角切りベーコンもたっぷり、それほど濃い味ではありませんが旨味があっておいしかったです。
食後に追加できたプリン。上にのるのはさくらんぼが旬の今だけ生さくらんぼ。次にいつ来られるか分からないので自家製シロップのクリームソーダも!キウイを選びましたが淡い黄色がかったソーダになり自然な風味でさわやか。
黄色っぽいプリンは卵がたっぷりと思われ、スプーンに感じる抵抗もかなりのもの!これはかなり固めのプリンですね~。ほろ苦いカラメルも器にたっぷりでまさに大人のためのプリンでした。
おひとりさま喫茶なので他のお客さんもおひとりで思い思いの時間を過ごされ、ときどき通る世田谷線と店内のBGMを楽しみつつ適度にのんびりしてお店を後にしました。調理担当の奥さまがお見送りしてくださいました。
しっかりルールのあるお店で私も緊張しつつの訪問でしたが、撮影を手短に済ませ静かにのんびり過ごす分には特に問題無さそうに感じました。
人気で席数も少ないカフェはふらっと訪問したい私にとってハードルが高いのですが、mammalさんのサイトに「ご自分のペースで、タイミングが合う時に訪れていただけると嬉しいです。」という言葉があり。いつかのタイミングで再訪できることを楽しみにしています。