埼玉県の南部にある新座市。南側は東京都に隣接し、北側にはJR武蔵野線の新座駅がありますが、東武東上線の志木駅の住所も実は新座市(豆知識的な余談です)。
その新座市のカフェといって名前が思い浮かぶ存在になったのが、2015年10月16日にグランドオープンした Kondo Coffee Stand(コンドウコーヒースタンド)。
場所・外観

県道109号(旧川越街道)から少し逸れたところにあります。周囲に畑が広がるのどかな場所に建つ、アパートの一角を改装したお店。ウッドデッキにはテラス席もあります。
JR武蔵野線の新座駅から徒歩10分程度の距離なので、電車でのアクセスも可能な範囲です(私も新座駅から歩いて向かったことがあります)。
駐車場も2台分用意されているので、車で訪問するにも便利。県道109号(旧川越街道)から向かう場合では、アパートを少しだけ通り過ぎたところにある砂利部分、カラーコーンが置いてある箇所です。(アパート前の駐車場は居住者用なのでお間違えなく) 満車の場合は旧川越街道沿いの神社の横にあるコインパーキング等を利用することになると思います。

2023年1月訪問時の利用案内はこのような感じでした。人数や滞在時間の制限があったのでお気をつけて(最新の情報はお店のSNS等で確認を)。
店内の様子

まず入口正面のカウンターで注文と会計を先に済ませ、その後に席に着きます。許可をいただき空いている部分を撮影させてもらいました。訪問時の客席配置は、店内に2人用の小さめテーブルが4卓。それと外のテラス席となっています。店主さんがひとりで営業されるので、客席はそれほど多くありません。

白い空間に木の家具、ベンチシートでどなたにも好まれそうな雰囲気です。もふもふのぬいぐるみやおいしそうな食べ物の絵が飾ってあるなど、遊び心も少し感じられますね~。BGMは小さめのゆったりした曲でした。
メニュー概要
コーヒーの豆はスペシャルティコーヒーを使用。店主さんはコーヒーの抽出技術を競う大会で優秀な成績を収めており、こだわり抜いた上質なコーヒーとスイーツが楽しめます。店主さんのお父様にゆかりのある、山形県米沢市のお菓子屋「角屋」(すみや)のお菓子も販売しています。
数年前と比較するとメニューにだいぶ変化があり、種類が絞り込まれてシンプルになりました(トーストは無くなっていました。ドリンクもコーヒー以外のものは無いようなので苦手な方はご注意を)。
埼玉県南部にある新座市に2015年10月グランドオープンしたKONDO COFFEE STAND(コンドウコーヒースタン…

コロナ禍以降で初めて訪問したのは真夏の猛暑のさなか、スコーンとアイスコーヒーを注文しました。アイスコーヒーも10種類以上の豆から選べたのでホンジュラスを。雑味がなくすっきりしていて、程良い酸味が楽しめるフルーティーな一杯でした。

オレオが一枚のせられたスコーンは表面がしっかり固いので、ナイフがあるのはうれしい。中にキャラメルシュガーだと思いますがお砂糖が粒状で入っていました。さっくりとした食感でしっかりめの甘さ。スコーンというと紅茶に合わせるイメージですが、これはコーヒーに合いますね~。

季節が変わり今度は真冬に訪問。前回は売り切れだったプリンがあったので注文しました。コーヒーは10種類以上の豆があり、エチオピアだけでも複数あって迷いますが、今回はブルンジにしてみました。酸味はありますが後からしっかり苦みが追いかけてくるようなコーヒーでおいしかったです。

プリンはメニューに記載があった通りでやや小ぶりですが、見事なバランス感覚で丸いクリームがのっています(アイスじゃないよ)。少し柔らかめで、型抜きできるギリギリの柔らかさじゃないかなあ。卵より乳の濃厚さが楽しめるプリン。個人的には卵よりも乳に寄ったプリンが好きなので、自分の好みに合いました。

店主さんはコーヒー抽出の技術を磨き続けており、2022年10月に開催された「ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ 2022」では見事に優勝を果たされたそうです。プリンを食べた訪問時にはお知り合いらしき方とサイフォンのコーヒー抽出について談義? なさる様子も。なので単にカフェというよりは、コーヒー専門店の性質が強いお店ではあります。それにしても新座で日本一のサイフォンコーヒーが楽しめるなんて素敵なことですね!興味のある方は大会の様子を撮影した動画が公開されているのでご覧になってみてください。 【大会のyoutube】
メニューの変化について店主さんに少し尋ねたところ「より珈琲屋らしく」ということだそうですが、コロナ禍でイートインが休止したことが最初のきっかけのようなので、トーストが復活してくれることを気長に期待したいなあ。
店舗情報
