2020年11月27日、赤羽岩淵にカフェ リコリスがオープンしました。ちょうど近くまで行く予定があったので、少しだけ足を伸ばして様子見がてら行ってみることにしました。店名の由来はスピッツの曲名からだそうです。
場所・外観
環状八号線(都道311号)沿いにあります。注意していないと通り過ぎてしまいそうな控えめな外観。赤羽岩淵駅から徒歩3分ほどの距離なので電車でのアクセスが良好。車の場合は近くのコインパーキングへ。
この時はまだ開店祝いのお花が飾られていました。入口が通りにぴったり面しており自転車の置き場所もあまり無いかなという印象でしたので気を付けてください。
店内の様子
引き戸を開けますとお客さんがいっぱい、満席かな・・・と思ったら正面のキッチンカウンターにいた女性店員さんがそちらのお席へどうぞ~と案内してくださり、傍らを見るとひとつ椅子が空いていました。母娘さんで営業されているようですね。小さいテーブルが2つと窓向きカウンター3席のみの、とてもとてもこぢんまりとした空間。客席はテーブルに2人座るとして最大7席なので、入店できるかはタイミング次第になると思われます。
木枠の窓や古材の床、ドライフラワーが飾られるなど女性が好みそうなかわいらしい雰囲気です。店主さんは戸田の「Cafe Shibaken」で働いていた経歴があるそうなので、どこか雰囲気が似ていますね。BGMはスピッツなど柔らかい雰囲気のJ-POP。
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メニュー概要
スイーツが比較的充実していますがシンプルなメニュー構成。すべてテイクアウトができるそうです。コーヒーはカフェインレスのものもあり。あらかじめ席に置いてあるメニューを見てからレジにて注文と会計を済ませるスタイルとなっています。
スイーツはどれもおいしそうで迷いましたが、ショーケースで見た生地のテクスチャーに惹かれてロールケーキを注文。コーヒーはグァテマラ・ブラジル・コロンビアのブレンドだそうですが苦味や酸味というよりは香ばしさが際立っていました。
ロールケーキの生地は弾力あるしっかりしたタイプ。コクもありさわやかなレアチーズクリームとレモンのさわやかさが合いますね~。個人的にレアチーズとレモンは、ミルクといちご並みの相性の良さだと思いました。
なかなか来られないと思いフードも注文(スープが少し時間がかかるとのことでしたので、セットに付いていたコーヒーとスイーツを先に出してもらっています)。竹皮で包まれたかわいらしいおにぎり弁当です。この時のスープは「豆腐の坦々風ごま味噌スープ」。大きめのお豆腐にひき肉の旨味、クリーミーでおいしい。
竹皮を開くと小ぶりで女性でも食べやすい大きさのごま塩おにぎりがふたつと、風味の良いぬか漬けに玉子焼きが現れました。おにぎりはふんわりと握られているのでお米のほどけ具合も◎。香ばしいゴマにほんのり塩味、アクセントに何かのお豆(落花生かな?)が入り工夫が凝らされていました。
小さなお店ということ、そしてこの感染症が広まる中なので心ゆくまでゆっくりすることはできなかったものの、オーナー母娘さんの丁寧な接客に癒されました。近所にお住まいと思われる小学生くらいの女の子が手慣れた様子で店内に入ってきてマフィンをテイクアウトしていくというシーンにも遭遇し、早くもファンがいるんだなあ・・・とほんわか。小学生のうちから近くにカフェがある生活が送れるなんてうらやましい。
雰囲気もかわいらしく、とても好きなタイプのお店でした。しかし席の少なさを思うと私にとってはふらりと行けるカフェではありませんが、近くまで行った際にはまた立ち寄ってみようと思います。