2019年5月、平成から令和へと元号が変わり新しい時代がスタート。新元号とともに一軒のカフェが大宮の桜木町にオープンしました。LyonWellfield Cafe(リヲンウェルフィールドカフェ)という長い名前のお店です。
場所・外観

県道214号(新方須賀さいたま線)沿い、大宮西口ひなた保育園と同じ建物です。カフェの前は広くなっており2台まで駐車もOKだそう。大宮駅西口からも徒歩10分ほどでアクセスできます。

まだ新しい感じのする建物ですね。傍らには手書きの親しみを感じる看板。外からは中の様子はそれほど窺えませんが、せっかく来たのであまり深く考えずにドアを開け入店。男性の店主さんが迎えてくださいました。
店内の様子

許可をいただき撮影させてもらいました。キッチン向きカウンター席の他は4人掛けテーブルひとつだけのシンプルな空間。白い空間に青い椅子がさわやかです。壁に飾られているのは東京藝術大学出身で名のある賞を受賞された方の染織作品をデジタルプリントしたもの。もともと印刷業をされており、現在はカフェとの兼業なのだそうです。

カウンターには世界各地のさまざまな豆が並びます。ここには出してないものもあるそうですので詳しくは尋ねてみてください。兄妹でこのカフェを営業されていることなどいろいろと話を伺っていると、外出していた妹さんも戻ってこられました。SNSは妹が発信しているので僕は何が書かれているのか知らないんですよ~と笑うお兄さん。兄妹さんでカフェを営むなんて素敵だなあ。BGMはジャズ系。
メニュー概要
コーヒーをはじめとする飲み物に重きを置くメニュー。食事などはありませんが代わりに持ち込みOKとのこと。念押しで質問したところ自作のお弁当でもコンビニ弁当でも何でもOK!とおっしゃるお兄さん。自由度が高すぎてびっくりです。

この日のケーキはチーズケーキとこのタルト。スイーツは製菓の経験がある方に委託しているそうです。しっとり柔らかく、ベリーはフレッシュな風味がうまく残っていておいしかった~。

ドリップコーヒーからエチオピアを薦めていただきました。注文してから妹さんが手動のコーヒーミルで豆を挽き淹れてくださった一杯。口に含むとふわあっと香りが広がりとてもフルーティー!苦みもありますが心地よい酸が楽しめました。

店名が長くて覚えられない印象があったので由来をお尋ねしたところ、お孫さんの名前からなのだそうです。名前の部分だけ取って「リヲンカフェ」と呼んでくださいと妹さん。話題豊富なお二人との会話を楽しみながらコーヒーをいただくゆっくりとしたひととき。
大宮で駐車場があるカフェは貴重ですし今後も飲み物へのこだわりが進化していきそうな予感。Wi-FiやUSBポートも備えパソコンの持ち込みもOKとのことです。金曜日の夕方は保育園にお子さんを迎えに来るお母さん方で混みあうことが多いですが、基本的にはゆっくりした時間が流れているとのこと。大宮で静かなコーヒータイムを楽しみたい場合に足を伸ばしてほしいお店です。
店舗情報
