東京・三軒茶屋にある人気パンケーキ店 voivoi(ヴォイヴォイ) が栃木県那須町に「森のvoivoi」を出店したのは2013年6月のことでした。私も大好きで帰省のたびに足を運んでいたのですが、コロナ禍となったためしばらく行けず。そろそろまた行きたいなと思っていたころ、突然飛び込んできたのは予想していなかった 移転 という知らせ。
2022年4月6日、妖精の森メッツァラウハ 森のvoivoi として無事に移転オープンされました。

梅雨の実家帰省2日目のこと。この日は元・会社の先輩とお店めぐりです。まずはモーニングをしに、那須に向かい森のvoivoi…
場所・外観

那須高原のメイン通り、那須街道沿いにある「フィンランドの森」。敷地内にチーズ工房やパン屋、薪ストーブ博物館など複数のお店が集まる商業施設です。森のvoivoiが移転したのは「妖精の森 メッツァラウハ」という、北欧 × 日本の茶店を融合した和カフェとして営業していた場所(その時は未訪問)。metsaは「森」、rauhaは「平穏・穏やか」という意味で、穏やかにお食事していただきたいという想いが込められているそうです。

新しい森のvoivoiは木々に囲まれ雰囲気のある外観。「妖精の森」とした場所だそうで、小さな橋を渡って入口に近づいていく時間も期待を高めてくれるかのようです。駐車場はメッツァラウハの前にありますし、フィンランドの森の駐車場もありかなりの台数が停められるので車でのアクセスがおすすめ。公共交通機関を利用する場合は、JR那須塩原駅か黒磯駅からバスで行くことも可能ではあります。
栃木県那須郡那須町にあるcafe Domjan(ドミヤン)。那須街道沿いにあるこの看板、目にされたことがある方も多いので…
店内の様子

女性スタッフさんに迎えられ、まず検温と消毒を済ませます。案内されたのは薪ストーブがある少し暗いフロアのテーブル。すでにお客さんが多数おられたので写真はありませんが、壁を隔てたところには大きなガラス張りになっている明るめのフロアもあります。大きめのテーブル席が多く、グループでの利用を想定した客席配置です(カウンター席は無し)。テーブルの間隔はゆったり取られている印象でした。BGMは洋楽。

ドア付きの個室もありまして、入口の張り紙を読んだところ有料で予約制らしい(空いていれば都度利用可能のようです)。ここなら家族や友人とのプライベートな時間を持つことが可能ですね。

レジ脇にはマリメッコなど北欧雑貨の販売スペースがあります(ここはvoivoiになる前からあったようです)。北欧がお好きな方にはフィンランドの森全体が楽しめる場所になっているので、ぜひ他のお店も回ってみてください。

そして店外のテラス席。この日は雨だったのでどなたもいらっしゃいませんでしたが、お天気の良い日はここでパンケーキをほおばるのが最高でしょう!ペット連れの方も多くいらっしゃっているようで、ワンちゃんたちの写真がお店のインスタグラムに掲載されています。
メニュー概要
店外のメニューには食事系のプレートなども記載がありましたが、私が訪問した2022年5月時点ではオープンキャンペーン期間ということで、フードは パンケーキ3種類のみ とメニューを限っての営業でした(最新の情報はお店のSNS等で確認してください)。

今回はシンプルに、バターとシロップで食べるクラシックを注文。クラシックには店名の焼き印が入ります。

ふかふかのパンケーキにシロップをたっぷりと。バターは有塩のようで、シロップと相まって甘じょっぱさが楽しめます。生地はベーキングパウダー由来なのかちょっと苦味のあった箇所があったような気がしましたが、全体としてはおいしくいただきました。

コーヒーは移転前のvoivoiのものとは違っていたので、メッツァラウハでもともと提供されていたものと推測。マシン淹れのようで苦みが際立つ味わいでしたので、ミルクを入れてまろやかに飲みました。

最初の森のvoivoiが好きだったな~という想いを消すことはやはりできませんが・・・建物の雰囲気、そしてもともと北欧をテーマにした商業施設内のカフェということで、コンセプトに合致した移転なのだろうとは思います。移転前と比べて席数がだいぶ増えたので、ニーズの高さに対応しやすいお店になったことだけは間違いありません。
今後はパンケーキ以外のメニューの提供も始まるのでしょうし、以前の森のvoivoiからのファンの方、そして那須を訪れる観光客の方々、どちらにも末永く愛されるお店になっていくと良いですね。
店舗情報

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