根津で長年親しまれた元・銭湯をリノベーションしたカフェへ行ってみました。2021年1月16日にオープンした MATCHA & ESPRESSO MIYANO-YU(みやのゆ) 。
場所・外観

根津一丁目交差点近くにあった銭湯「宮の湯」。老朽化により2008年に廃業しましたが、耐震補強等を経て2020年に再生、アートスペースやカフェ等の複合施設「SENTOビル」として生まれ変わったそうです。
アクセスは、東京メトロ根津駅から徒歩2分ほどで到着できます。

カフェはSENTOビルの1階にあります。入口前に階段が数段あるのでご注意を。
店内の様子

入店すると下駄箱を使った注文カウンターがお出迎え! 銭湯の名残をさっそく感じさせてくれますね~。こちらで先に注文と会計を済ませます。
レジ近くや、入口前にもテーブルが置いてありますが・・・メインの客席は通路を歩いた先にありまして。

こちらが2023年にリニューアルされたという、浴室部分を使った空間。タイル張りの床、カラン(蛇口)もそのまま残されていて個性があります! たくさんの観葉植物が置かれて温室のような雰囲気も。

タイル壁画も見事なもの。こちらはカウンター席になっていました。

浴槽だった場所に置かれたテーブル席、座風呂部分に造られた小上がり席など、客席のバリエーションが楽しめるのも良いです。
この時のBGMはジャズ。元・銭湯ならではの音の響きが楽しめます。(会話も良く響きそうだけども)
メニュー概要
主なメニューはドリンク。自家焙煎のコーヒー豆を使ったオセアニアスタイルの本格エスプレッソや、静岡県で栽培された有機抹茶を使ったメニューが楽しめます。
フード類は少ないですが、お隣にあるパン屋「根津のパン」のものが持ち込み可能らしいですよ。

抹茶メニューが気になったので揃えてみました。鮮やかな緑色が美しいです。

アフォガードはバニラアイスとあんこ、そして抹茶ソースがたっぷり付きます。このソースがとても濃く、抹茶のほろ苦さにバニラとあんこの甘さがとても良く合いました。
はじめはアフォガードで650円はちょっとお高いかな? と思いましたが、この抹茶ソースならこだわりある抹茶ラバーも満足できるのでは。

二重構造のガラスカップで提供される抹茶ラテ。風味も十分に楽しめると思いますが、アフォガードで余った抹茶ソースがもったいないのでこちらに入れてみたら・・・さらに濃く楽しめて大満足でした。

銭湯だった頃に思いを馳せながら、のんびり過ごさせてもらいました~。東京にカフェやコーヒーショップは数多ありますが、こういった個性のあるお店に行くのがやっぱり楽しい。
ドリンクがメインのお店なので、根津さんぽの小休止にぴったりのお店だと思います。

SENTOビル前には、この歴史ある宮の湯のリノベーションに至った経緯、思い等が文章で綴られた看板が設置されていました。
東京は至る所で再開発が行われ、似たような風景の街が多くなっていることに個人的に複雑な思いがありまして。作り変えるにしても街の個性は失われないようにして欲しいものです。
店舗情報
