福島県の県庁所在市、福島市にはバラエティーに富んだカフェが数多あります。カフェ好きさんにはぜひ注目して欲しい場所。
久しぶりに訪れた福島市、どこに行こうか迷いましたが、今回は2022年4月21日にオープンした pieni keittio hocci(ホッチ)へ行ってみました。

訪問時(2024年5月)の利用案内はこのような感じでした。加えて 一組の入店人数は3名まで、中学生未満は入店ご遠慮ください との記載も別にあり。予約は受け付けていません。
場所・外観

ホッチがあるのは福島市御山。国道13号と福商通りが交わる「壁谷沢」交差点の近くにあります。
とはいえ側道に逸れて住宅地へ向かう必要があるので、通りかかって偶然見つけるということは無さそうな場所でした。
ナビの道案内でたどり着いた地点にあったのは、モルタルらしき灰色の2階建て。かなり高さのある建物でした。


福島市で1998年から営業している「うつわの店 ちゃぶだい」(サイト)の第2空間として誕生した「chabu le style」。花屋や雑貨屋など4つのお店が集まるスポットで、ホッチはその中の一店舗。
車で向かう場合、駐車場は建物前にありますがスペースが少ないので、グループで乗り合わせての訪問をお願いしています。
公共交通機関で向かう場合は、鉄道の駅からは離れているので福島駅からバスを利用すると良いです。最寄りバス停「向原」から徒歩3分程度。

左側の101号室が今回お目当てのホッチ。オープン時間に合わせて訪問、女性店主さんに迎えられて店内へ入りました。
店内の様子

許可をいただき店内を撮影しました。外観同様に灰色の空間に、ヨーロッパアンティークの家具が置かれおしゃれな雰囲気。
3人掛けのテーブル2卓と、カウンター4席のコンパクトな空間です。

こまごまとしたインテリアまで丁寧に飾られ、ドライフラワーが華やかさを加えている。上品なかわいらしさがあって素敵です。
この時のBGMはゆったりテンポの洋楽でした。
メニュー概要

野菜たっぷりのサラダとスープが付くランチ、かわいらしい盛り付けのスイーツどちらも魅力的です。テイクアウトには対応していません。
店主さんおひとりで営業しており、盛り付けも華やかなため提供はゆっくりめ。時間にゆとりを持っての訪問をおすすめします。

まずはランチのサラダとスープから。美しい盛り付けで、最初から心をつかんでくれますね~!
緑の野菜に甘めのキャロットラペが盛られ、ドレッシングがラぺにしみ込んでいて良く絡みます。野菜各々の茹で加減も絶妙でおいしい! サラダでこれだけ気分が上がったのは久しぶりだな~。
スープは卵とおそらく大根菜かな? 具材がたっぷり、まさに食べるスープ。

Bランチのパスタを選択。この週は、菜花、熊本産のたけのこ、山形産のわらびなどが使われた和風スパゲティ。
味付けはけっこうしっかりめ。白だしを使っているのかな? そして生から調理されたタケノコは食感や風味がやっぱり良いですね。他にもほろ苦い菜花、サクッとした食感のわらび、風味良い鰹節などさまざまなおいしさが楽しめました。

食後にいちごパフェも。福島産のいちごを使っていると書いてあってスルー出来ませんでした~。スプーン置きもいちご柄なのがかわいいな。

構成のメインはフレッシュないちごとアイスクリーム。組み立て直前にホイップされたクリーム、コーンフレークは中間に少々。
さっぱりしたものが多いので、量はあっても重くなくスプーンを進められて完食。(でもさすがにお腹はいっぱい!)

素敵な空間で旬のおいしいものをたくさん楽しむことができて、はるばる福島市まで来たかいがあったなーとしみじみ。
個人的な考えですが、頻繁にいらっしゃっている常連さんは、もはやそのお店の一部だと思っています。
この時も店主さんと顔なじみの常連さんと居合わせましたが、このスパゲティおいしかったですよ~とおすすめくださったりして、初訪問の私も居心地良くてうれしかったな。良いお店には良い常連さんがいるものです。
店主さんはひとりで営業しているためお忙しそうではありますが、退店時に少しお話させてもらったりと丁寧に接客していただけました。
時間があればchabu le styleの各店や隣の「うつわのお店ちゃぶだい」も覗きたかった。2階のランチプレートのお店「Polku」も気になったし、またいつか来ようと思ったのでありました。
店舗情報
