福島県の県庁所在地・福島市にはバラエティーに富んだカフェがいろいろあるので、どこに行くかとても迷いますが・・・
今回は、2022年1月26日にオープンした日本茶カフェ suishoku(スイショク)へ行ってみました。
場所・外観


suishokuがあるのは、パセオ通りのビルの3階。注意深く歩いてみると、お茶を点てるアートが描かれた白い看板を見つけました。
駐車場が無いため、車で向かう場合は近くのコインパーキングを利用することになります。公共交通機関を利用する場合は、福島駅から歩いて10分ほどで到着できそうです。

えっほえっほ・・・と階段を上って3階にたどり着くと、suishokuと書かれた看板と白いドアがありました。
「混雑時は階段に並ぶことになるらしい」と事前に情報を掴んでいましたが、この時は並んでいる人はおらず、まずはひと安心。
店内の様子
迎えてくださったのは女性の店主さん。入口脇にレジカウンターがあるので、入店してすぐに注文と会計を済ませることになります。

許可をいただき撮影をさせてもらいました。白と灰色のすっきりした店内。空間自体はそれほど広くないものの、コンパクトな家具が使われており、窮屈な感じはしません。
シンプルに見えても各所に店主さんのこだわりが込められており、上品な雰囲気が漂っています。

客席は9席のみで、メインは5席あるこの窓向きカウンター。パセオ通りの街路樹がすぐ近くで眺められます。他には壁沿いに設けられたベンチシート2席と、キッチン前のカウンター2席で全9席になるのかなと。
このように客席が少ないお店であるため、1組2名まで の対応となっている点にご注意ください。
傍らには茶葉や器の販売スペースがあり、自宅でお茶を楽しむアイテムを購入することができます。BGMはゆったりした雰囲気のJ-POPが流れていました。
メニュー概要
日本茶カフェなのでメインはもちろんお茶。お茶以外のドリンクメニューはほとんど無かったです。
スイーツはお茶やあんこを使ったものなど、お茶に合いそうなものが数種類。内容はいろいろ入れ代わっているようなので、基本的には行ってみてのお楽しみになりそうです。

いちごのぜんざいにも惹かれましたが、日本茶カフェということで抹茶のプリンを選びました。
飲み物は、珍しいなと思った国産烏龍茶に。黄色っぽい綺麗なお茶で、中国茶にも負けない華やかな香りに驚きました。でも飲んでみると優しくて、和紅茶にも似たような丸みのあるお味。

抹茶プリンはぷるぷるの食感。抹茶の風味もしっかり、クリームやあんこの甘さが抹茶の苦味にマッチしており、おいしかったです。

混雑することもあるお店ということで、実を言うとちょっと構えて訪問しました。
行ってみれば普段使いに合いそうな、良い意味で普通の日本茶カフェでした。店主さんおひとりでの営業だし、客席が少ないから、来客が集中すると待ちが発生してしまうんだろうな~。
それと、考えてみれば福島県に日本茶カフェって意外と少ないのではと気づきました。日本茶好きのお客さんがこのお店に集まるのも納得です。
普段はコーヒー派・紅茶派の方も、気分を変えて日本茶を楽しみに訪れてみてください。
店舗情報

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