会津地方の北部に位置する北塩原村へ2022年の夏に訪れました。裏磐梯(磐梯高原)と呼ばれるエリアにあたり、檜原湖や五色沼湖沼群など多くの湖、そして雄大な磐梯山。自然風景が満喫できる福島県の観光名所です。
裏磐梯に自分の運転で行ったら訪れたいとずっと思っていた珈琲店がありまして、今回念願の訪問を果たしました。 Rotten Row Coffee Roasters(ロットンロウコーヒーロースターズ)。 moto coffee(モトコーヒー)という名前で2013年7月にオープンしましたが、2022年4月に店名(屋号)が変わったという経緯があるお店です。
場所・外観

裏磐梯に数多ある湖沼の中で一番大きな桧原湖の東側。メインの通りから少し逸れた静かな場所にこんなアートを発見!(このアートは季節ごと? に変わるようです)

板張りの雰囲気ある2階建て、大きな馬のイラストが入った独特の外観。新しい店名である “Rotten Row” というのはロンドンの中心部ハイドパーク内にある乗馬用の道路なのだそう(ウィキペディアより)。このイラストは開店当初には無かったようなので、屋号の変更とともに付け加えられたのかな?
店舗前に数台停められる駐車場があるので車での訪問がおすすめ。バスも通っていますが本数が少ないです(最寄りのバス停は北塩原村コミュニティバスの「曽原通り」と思われます)。

私が訪問した2022年夏のコロナウイルス対策はこのようになっていました。2階にも客席があるのですが、この時は1階のみ利用可能となっていたのでちょっと残念。
店内の様子

ドアを開けると男性スタッフさんに迎えられました。ご夫婦で営業しているらしいのでご主人かな? 注文と会計を済ませた後で許可をいただき少し撮影させてもらいました。
いろいろな素材を組み合わせたクールな空間。カウンター前にはちょっと腰掛けて注文品を待つのに良さそうなベンチシートがありました。

メインの客席は2階のようで、1階にあるテーブルはこの小さなものだけでした(この訪問時は2階が利用不可だったので見られず)。BGMは洋楽が流れていました。

以前の屋号である moto coffee の看板を傍らに発見。変更の経緯は分からないけれど、コーヒーロースターということをより押し出したかったのかな?

窓から景色を眺めてみると、小さな沼? の前にテラスも用意されていました。遠くには磐梯山が眺められ、なかなか素敵なロケーション。“裏磐梯” の名前通り、何度も見ている猪苗代側とはまた違って荒々しい磐梯山でした。
メニュー概要
コーヒーはハンドドリップとカフェラテ。甘いものは猪苗代の洋菓子店「Fuchs Berg」(フクスベルグ)のものを少し置いています。変わったもので コオロギスナック(!)がありましたが、食べてみる勇気が出ませんでした・・・。テイクアウトでの利用も可能なので、裏磐梯ドライブのお供にコーヒーを購入してみては。

ハンドドリップコーヒーをアイスでを注文しました。そしてフクスベルグのパウンドケーキ。生地がしっとりしていて、ナッツやドライフルーツがいろいろ入っており程よい甘さでした。

コーヒーは4種類の豆から選べ、ミャンマーにしてみました。水出しではなく急冷で淹れられたアイスコーヒー。中深煎りとのことでしたが、浅煎りのような軽やかな酸味と程よい苦味。しっかりした濃さでおいしかったです。

いつか行きたいなと思っているうちに月日が流れ、屋号が変わりコロナ禍で営業形態も変わり。自家製スイーツが無かったり2階の客席が使用できなかったりという残念な点もありましたが、ようやく一度足を運ぶことができてうれしかったです。
いずれまた再訪した際には2階で自家製スイーツと共にコーヒーを楽しみたい・・・早くそんな時がやってくるといいなと思います。
店舗情報

裏磐梯観光写真



裏磐梯グルメのひとつが「会津山塩ラーメン」。有名店は行列になっていたので、道の駅裏磐梯でさっと食べてみました。澄んだスープがじんわりおいしい。不思議な色の湖が観られる五色沼も見どころです。冬は豪雪地帯なので冬装備を万全にしてお出かけくださいね。