福島県須賀川市は郡山市の南側にあり牡丹で有名な街。須賀川牡丹園は全国にある牡丹園で唯一の国指定名勝なのだそうです。また円谷プロダクションの創業者・円谷英二氏の出身地でもあり、平成25年5月にはあの M78星雲 光の国 と姉妹都市となり(すごい!)、ウルトラヒーローや怪獣など11体のモニュメントが設置されています。
そんな須賀川市にはこのところ魅力的なお店が増えてきている印象です。今回訪問したお店は “路地裏のパティシエ食堂” として2020年9月30日にオープンした かおり食堂 DINING & SWEETS。
場所・外観
須賀川市民交流センターtette(テッテ)の近く、細い路地にある真新しい建物。店前が一方通行になっているため狭い道路をぐるっと回る必要があるので運転の際はお気をつけて。
店舗前に4台分の駐車場がありますが、客席数に対しては少ないです。満車の場合はtetteの駐車場など、近隣にあるコインパーキングを利用することになりますので、時間には少しゆとりを持って到着されることをお勧めします。(私の訪問時も路地を一本間違えて到着が遅れたため満車になっていて、慌ててパーキングを探しました)。
公共交通機関を利用する場合ですとJR須賀川駅から徒歩で20分はかかりますが、須賀川市のコミュニティバスか福島交通バスで近くのバス停「宮先町」まで行けます(最速のルート検索→こちら)
平日のティータイムに訪問しましたが、予約のお客さんで満席!カフェには気ままにふらりと行くタイプの私ですが、帰省時しか訪問のチャンスが無く確実に入店したかったので、今回はあらかじめ予約をしていました。結果的に正解でしたね~(予約方法はお店のSNS等でご確認ください)。
店内の様子
店内には靴を脱いで上がります。女性店主さんが調理や接客をおひとりでテキパキ行っていました。明るくアットホームな印象です。(写真は許可をいただき、先客がお帰りになってから撮影しました)。
テーブルが主ですが、カウンター席もあるのでひとりで来ても気兼ねなく過ごせるかと思います。小上がりになっている個室もありました。
白い空間にドライフラワー等が飾られ、ナチュラルで優しげな雰囲気。カウンター上の照明がハーバリウムのようでもあり素敵でした。訪問時のBGMは聞き覚えのある曲のジャズアレンジ。
メニュー概要
完全予約制ではないものの、ランチは2種類で計10食の限りがあるので予約で完売することも多いようです。またティータイムのみ注文できるパフェも作れる個数に限りがあるため、予約して訪問するのが確実かなと思います。予約状況・方法などはお店のサイト・SNSで確認してください。
須賀川牡丹園はゴールデンウィーク頃で見頃が終わってしまったそうで見に行けず残念でしたが、かおり食堂ではまだ牡丹が楽しめました!側面から見える小さな紫色の花(アリッサムというお花だそう)など細部まで造りこまれた美しいパフェ。
大輪の牡丹はチョコで作られていますが、型に流し込んだだけのものではない繊細な造り。チョコを削っているのかな?素晴らしいです。上部はチョコのクリームやアイス、下部は甘酸っぱいベリーのジュレ、ココアムース?で締める構成。
全体的にはチョコ × ベリーの王道の組み合わせでどなたもおいしく召し上がれる一品だと思います。
ホットコーヒーはマシン淹れかな?苦味を楽しむスタンダードなコーヒーでした。パフェとコーヒーを楽しんでちょっとゆっくりしたらもう退店時間(この訪問時は1時間制でした)。他のお客さんも何度かいらっしゃっている方々なのか、慣れている様子で長居せずにサッと退店されていました。
予約がほぼ必要らしいと気づいたのが訪問予定の2日前だったのですが、運良く予約でき須賀川らしい牡丹のパフェを食べられて良かったです。この数日後に福島県内のテレビに出演することになっていたらしいので、タイミングも良かったですね。
急に思い立ってふらりと訪問するのは難しいお店であるため再訪のチャンスは多くなさそうですが、機会が作れたら他のパフェも食べてみたいなと思いました。