福島市東部の大波地区に、築110年超えという古民家を使ったカフェができたというので行ってみました。
お店の名前は 古民家カフェ imoca(いもか)。2023年3月15日にオープンされました。
場所・外観

福島市の市街地から国道115号線を東へ。
自然豊かな風景が広がる道をどんどん進みますと・・・CAFEと文字の入ったのぼり旗や、茶色い看板を見つけることができました。
駐車場は115号沿いの砂利がひいてある箇所で、10台くらいは停められそうです。
ちなみに公共交通機関で向かいたい場合は、福島駅東口からバスに乗り「大波」バス停で下車するとすぐ。じゅうぶんに訪問可能な場所だと思います。【平日バス時刻表】

imocaへは駐車場から少し歩くことになります。オートバイや自転車でいらっしゃった場合は、店舗近くまで行けるそうです。


のぼり旗をガイドに歩いていきます。(カーブがきついので、オートバイの方は特に運転にご注意を)
途中で屋根の近くを通るのですが、デザインとか古びた感じが間近で見られてワクワクしちゃいました!

こちらが入口。途中で見た屋根の感じとは違い、けっこう綺麗にリフォームされたんだなーという印象。
店内へは靴を脱いで上がります。スリッパは無く靴下のまま上がりますので、何らか履いてきた方が良いですね。(簡易的な靴下は用意してくださっているようです)
店内の様子

靴を脱いで上がると椅子が並んだウェイティングスペースがあり、たくさんのお客さんがお待ちでびっくり!
辛うじて椅子がひとつ空いていたので座って待てたものの・・・結局、客席に案内されるまで20分くらいかかりました。
混雑しそうなランチ時を外して訪問したつもりでしたが、これは驚き。人気があるんだなあ~。

許可をいただき、空いている箇所を部分的に撮影。
2部屋分をつなげたと思われる広々とした空間。古い柱や梁と新しい建材を組み合わせて、落ち着きある和モダンな雰囲気にリノベーションされています。
置かれた客席はすべてテーブル席で、6卓ありました。空間の広さに対して少ないテーブル数で、ゆったりした配置。

玄関側の一面が窓になっているので、里山の風景を眺めながらカフェ時間を過ごすことができます。
古民家カフェというと、天井を抜いて太い梁が露わになっているお店もありますけれど、こちらは天井有り。
この建物ではもともと養蚕を行っていて、天井が低かったそう。だからこのようなリノベーションになったのだろうなあ。

窓際部分はそれほど手を加えていないようで、100年余年(明治40年築)という建物の歴史を感じとることができます。
この時のBGMはボサノバ等が流れていました。
メニュー概要

人気のランチは月替わりですが、担当シェフが複数人いるそうで曜日によって内容が異なります。
(水曜:和食プレートランチ 木曜:創作うどんの御膳 金曜:栄養士さんのバランスランチ 土曜:カレーなどの洋食 日曜:銀座に志かわの創作トーストランチ。詳細はインスタグラム参照)
11時スタートのみ電話予約可能だそうなので、ランチを目当てに訪れるなら予約するのが無難でしょう。
スイーツはこの地域の特産品であるさつまいもを使ったものが多く用意されています。スイーツと一部のドリンクを一緒に注文するとお得になるセット価格があるのも◎
ドリンクとスイーツの一部はテイクアウト可能です。

おいものチーズケーキを炙っちゃいました! とメニューに書いてあったブリュレなチーズケーキ(630円)を注文。
ドリンクはカフェラテ(通常500円、スイーツとのセット価格300円)。ミルクの中にもコーヒーの苦味がしっかり感じられて良い。

おいものチーズケーキは意外に塩気があったので少し驚きましたが、キャラメリゼの香ばしい甘さが加わってなかなかのお味。
芋はペースト状のが均一に混ざったタイプでくしゅっとした食感でしたから、キャラメリゼが食感のアクセントにもなって良かったです。

15時近くなりランチのお客さんがいなくなると、店内がようやく落ち着いてきました。ランチの需要はやっぱり高いなあと再認識。
待ち時間は発生したものの、スタッフさんたちの接客も丁寧だったし、自然豊かなロケーションに癒され良いカフェ時間が過ごせました。
福島市東部にはお店が少ないですし、このような活気ある場所ができたのは素晴らしいですね~。特産品のさつまいもを使うスイーツが多いのも良かった。
場所が遠いのでなかなか難しいですが、いつの日か再訪できたらなぁと思います。
店舗情報

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