栃木県の那須塩原市(旧・黒磯)に本店がある有名カフェ「SHOZO」(ショウゾウ)。黒磯本店の他にも観光地である那須高原や那須町のお隣の福島県白河市、そして東京の表参道にもお店があります。
そして2023年3月1日、なんと長野県の軽井沢に新たなお店 SHOZO KARUIZAWA(ショウゾウ カルイザワ)がオープンしました。
何かの機会に行ければ良いなと思っていましたが、今回は群馬県の草津温泉まで行く際に軽井沢を経由するルートを組んだので、通りがけにちょっと立ち寄ってみることにしました。
場所・外観

SHOZO軽井沢店があるのは複合施設「Karuizawa Commongrounds」(軽井沢コモングラウンズ)。これからの軽井沢のライフスタイルを提案し、地域の交流を育むコミュニティ施設だそう。約3500坪の敷地内には立ち食いそば店やお惣菜と雑貨のお店、ワインショップなどがあり、それぞれ個別の建物で営業しています。【コモングラウンズのサイト】
アクセスは、車で訪問する場合はコモングラウンズの駐車場が敷地の両脇にあり、100台程度は停められるそうですので便利。
公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅の中軽井沢駅から徒歩15分程度かかります(軽井沢のコミュニティバス・町内循環バス西コース復路で「中部小学校前」まで行けば徒歩5分ほどになりそうですが、一日に3本しか無いうえグーグルマップが対応していません【軽井沢町のサイト】)。

こちらが軽井沢コモングラウンズの核となる場所。青山学院女子短期大学の中軽井沢寮だったという建物が、美しくリノベーションされました。SHOZO軽井沢店はこの中にあります。

中心として営業しているのは「軽井沢書店 中軽井沢店」。SHOZO軽井沢店は書店内のコーヒースタンドという位置付けのようです。ちなみに2階にはコワーキングスペースがあるらしいですね。
店内の様子
入店してみると多くの本が並んでおり、まさしく書店。少し進んだところにコーヒースタンドの注文カウンターが見え、並んでいる人々がいらっしゃったので最後尾に接続。順番に注文と会計を済ませていきます。
会計後にアルファベットが書かれた札を渡され、品物ができあがるとアルファベットで呼ばれるので自分で受け取りに行くという、カジュアルなセルフスタイルでの営業となっています(片づけまでセルフ)。
私が見た限りでは注文前に席を取るなどの案内は無かったので、お店公式のルールかはっきりしませんが・・・混雑している場合は特に、先に席を取っておいた方が良いのかもしれません。
(私の後に並んだお客さんの中に先に席を取っていた方がいましたので・・・。私は会計を済ませたあとで席を探し始めたものの、空席はほぼ無くちょっと困りました)

写真撮影の許可はいただけましたが、混雑しておりほぼ空席が無いような状態でしたので、この写真を撮るので精一杯でした。
SHOZO軽井沢の客席は、曲線が特徴的なガラス張りの壁に沿って並べられています。テーブルは大小合わせて13卓くらいはありましたかね。ほとんどテーブル席ですが、立って利用するカウンターのような場所も。
店内の雰囲気はこの建物の中心事業である軽井沢書店と同調しており、黒磯や那須のようなSHOZO的雰囲気はほとんど感じられません。しいて言えばこのグレーの椅子がSHOZOっぽいかな? というところでした。

注文カウンター前にはショップもあり。コーヒー豆や自家製シロップ、焼き菓子などを購入することができます。スコーンも並んでいたけれど、軽井沢店のスコーンは四角くてちょっと大きかったです。


店内席以外には、ガラス張りの壁の外側にベンチシートなどが少々あります。ささっとコーヒーを飲むだけという状況なら良いかも。

ウッドデッキもあって、カラフルなチェアー(ニーチェアエックスというものらしい)が2人 × 4組分ほど並んでいました。こちらがちょうど空席となっていればラッキーですね。自然の風を感じながら、ゆったりした時間を過ごせそうです。
メニュー概要
メニュー数は他のSHOZOと比較して少なめですが、クロワッサンやパンオレザンなど軽井沢店だけのパンがあります。スイーツはすでに残り少なくなっていたので、他にも用意があったのかもしれません。ホットコーヒーはDark、Light、デカフェと3種類あり、100円プラスでオーツミルクに変更が可能でした。

スコーンサンドとカフェラテを、外のベンチでささっと食べていくことに。ドリンクはカフェラテにしましたが、フォームミルクの甘さの中に豆の風味が感じ取れるような、まろやかで飲みやすいタイプ。

他のSHOZOでおなじみ、ラズベリージャムと生クリームが付くスコーンプレートもありましたが・・・りんごのジャムがおいしそうだなと思いサンドにしました。さっそくひと口・・・あれ、スコーンが冷たい?
ジャムと生クリームをサンドした状態でショーケースに並んでいたんだから、そりゃそうか~。という、私の心の中で瞬時に巡った疑問と納得。冷えたスコーンはサクっというより、モソモソっとした食感になりますね。ジャムとクリームを合わせたお味自体はおいしかったけれど、やっぱりスコーンは温かい方が良いなと思いました。

食器をカウンターに返却した後、軽井沢書店の方も見て回りました。たくさんの本がぎっしり、本がお好きな方にはピッタリの場所です。本以外に軽井沢地域で作られたこだわりの品々なども並んでいて、軽井沢のお土産としての購入にも良さそう。別荘住まいの方が普段使えそうな良質な生活雑貨もいろいろ置いてあったとおぼろげに記憶しています。

SHOZOとして見た場合には他店に比べて “らしさ” が薄いため、ファンとしてはちょっと残念に思いました(ファンゆえに見る目も厳しくなってしまうのだけれど)。スタッフさんの接客の良さがSHOZOの素敵ポイントだと個人的に思っているのですが、軽井沢店はセルフスタイルゆえスタッフさんとの関わりがほとんど無いせいか、その点もなかなか感じ取れなかったな。
混雑時の席取りや、外の席だと呼び出しが聞こえず品物の受け取りにもちょっと苦労しました。オープンして半年が過ぎ、お客さんも増えているでしょうから、今後オペレーションの改善に期待したいところ。次回、何年後になるか分かりませんが再訪できる時を楽しみにしています。
雑木林の中にあるかのように自然に溶け込んだ軽井沢コモングラウンズ自体は、季節感も満点で素敵な場所でした。お蕎麦屋さんや、私も訪れたことがあるRK系列のお店などが敷地内の別な建物で営業していますので、軽井沢を訪れた際には立ち寄ってみると良いスポットだと思います。
店舗情報

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