涼しい気候を生かし、酪農がさかんな那須町。
今回は、牧草地が広がるのどかな場所にある 焼き菓子店 蕾(つぼみ)を訪れました。
店名には “小さくて花の蕾のようなお菓子達が、それぞれの場所で花を咲かせられますように” との願いが込められているそうです。
場所・外観

住所は那須町豊原丙。那須高原のメインエリアからは10キロ程度離れており、車以外の交通手段で訪れるのは困難でしょう。
ナビの案内で向かいましたが、ある程度お店に近づくと案内の看板がこまめに設置されていました。

到着したのは、赤い屋根のかわいらしい平屋。煙突から立ち上るけむりがなんとも良い感じです。
駐車場は、建物前に広めのスペースで用意されています。

看板犬のカイくんが迎えてくれました! か、かわいい・・・。
おとなしいけれど愛嬌あるしぐさを見せてくれ、見知らぬお客さんを迎えるのもお手の物、といった風格。笑
店内の様子

店主さんご夫妻に迎えられました。傍らには焼き菓子などが並んだショーケースや薪ストーブがあり、個人的にとっても好みな雰囲気!
許可をいただき撮影させてもらいました。靴を脱いで上がる客席は、大きめのテーブルが6卓ほどと、カウンター席が少々。

古民家にあった家具をリメイクして使っているので、いろいろなが席があって選ぶのも楽しいです。
また上を見上げれば立派な梁が何本も通っていて、この建物の歴史を感じることができます。
これぞ古民家カフェといった素敵な空間で、感激しました。BGMはたぶんラジオかな?
メニュー概要
焼き菓子店という店名通り、焼きこみ系を中心にスイーツがいろいろとあります。
羽釜で炊くご飯のランチや、パンやペンネなどの食べ物メニューも充実しているので、食事の場としても利用できます。

この季節らしいアップルパイ(値段失念)と、自家製ジンジャー(400円)を注文。お花柄の食器がエレガントですね~。

生姜がたっぷりのドリンクは、風味はけっこう濃いけれども、ピリッとした辛みは強くなくて飲みやすい。
冬にほっと一息つくドリンクとして最適。身体がとても温まりました◎

編み込み模様がかわいいアップルパイは、バターの香りが良い~。
柔らかめで食べやすく、なんとなく懐かしい感じ。バターの風味に負けない、満足感ある甘さでおいしかったです。

開業当初(2017年)の、奥さまがひとりで営む焼き菓子店のイメージが強いまま訪問しましたので、食事系メニューが充実していたことに驚きました。
奥さまとお話させてもらったところ、途中からご主人も営業に加わることになり、いったん休業し客席フロアのリノベーションを進め、席数を増やしたんだそう。
2019年4月の再オープン後は、食事も楽しめるカフェとして営業しています。

お店を出るころにはすっかり暗くなっていました。温かくお見送りしてくださってうれしかったな~。
日・月曜定休のため、私にとっては訪問のチャンスが限られますが・・・機会を見つけて、食事を楽しみに再訪したいなと思います。
賑やかな那須高原エリアから少しドライブすると来られますし、古民家カフェがお好きな方には特におすすめしたいですね。

お菓子をいくつかテイクアウト。
が、実家に置き忘れてしまったので、そのまま母にプレゼントしました。(また買いに行かねば!)
店舗情報

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