蔵の街・川越で週末のみ営業している、関東では唯一だというココアの専門店 小さなココア屋さん ここ和(cocowa)へ ※この記事執筆時点 。コーヒーや紅茶専門店は数あれど、それ以外のドリンクメニューにこだわるお店というのは珍しいですね。
“ここで繋がる人の和” というのが当初の名前の由来。cocowaを通じて、人々が集い、笑い合える場所にしたいという思いのもと、2019年9月28日にグランドオープンされました。
場所・外観

県道15号沿い、川越のメインストリートの辺りからは少し離れるので比較的静かなエリアにあります。民家だった一軒家を改装したお店で、コロナ禍以前はゲストハウスとしても営業されていました(ゲストハウスは無期限休業とのこと)。
アクセスは東武線の川越市駅、西武線の本川越駅から徒歩8分ほど(JR線の川越駅からは20分弱かかりそう)。駐車場は無いので車で向かう方は近隣コインパーキングを利用することになります。

店外にウッドデッキがあったのでテラス席なのかな? と思ったら、テイクアウトのお客さん向けの待ち合い席でした。テイクアウトの利用の場合は、ドアを開けてすぐの場所(玄関)に設置されたセルフレジで注文・会計をした後ここで待てるのでとても便利。キャッシュレス決済にも対応しています。
店内利用の場合には靴を脱いで中に入ることになるのですが、テイクアウトは靴を脱がずに玄関にあるセルフレジで注文できるので、このようなシステムを導入しているのですね。
店内の様子

靴を脱いで店内に上がると、女性のスタッフさんに迎えられました。インスタグラムを拝見したところご夫婦で開いたお店のようで、この時に対応してくださったのはおそらく奥さまかなと。他にお客さんがいないタイミングだったので許可をいただき撮影させてもらいました。
DIYで仕上げたという珪藻土と漆喰の壁に板張りの床、綺麗で清潔感もありますね。店主さんが設計士なのだそうで多くの箇所をDIYで行なったそうです。ゆったりとしたソファーが置かれてアットホームに過ごせそう。

ソファーの他にカウンター席もあり、ひとりでも気軽に利用できます。オープン当初はゲストハウスだった中2階もゲストハウスの休業に伴いカフェの客席として利用できるようになったので、店内でもテイクアウトでも気軽に利用できそうです。この時のBGMは洋楽でした。
また土曜日の夜にはボードゲームが楽しめるカフェになるそうで(毎週ではなく不定期で開催)、棚にはボードゲームがたくさん収められていました。
メニュー概要
ココアが中心のメニュー。カクテルを含めて10種類程度あり、専門店らしいバリエーション豊かなココアが楽しめます(カクテルは店内利用のみ)。キーマカレーのランチセットがあるので食事でも利用できます。ちょっとしたプレゼントにも良さそうな個包装のココアパウダーの販売も行っています。

マシュマロココアクッキーセットを注文。クッキー1枚に好きなココアが選べるので、いちごのココアを注文しました。ココアは香料・保存料などの添加物不使用、ピュアココアと温度管理に気を配った牛乳で丁寧に作っているそうです。

クリームとベリーソース、フランボワーズのフリーズドライで華やか。しっかり甘さはありますがココアの風味も濃厚でおいしくいただきました。

甘いいちごココアとのバランスを考えて、スイーツは軽めにクッキーを。甘さ抑えめ、カリッとしたココア生地にぴよーんと伸びるマシュマロ。甘さのコントラストや食感の違いが楽しめる面白いクッキーでした。脂っこくないのでココアと合わせるのにも良かったです。

コーヒーや紅茶は無いものの「ティラミスココア」(期間限定)や「ロイヤルミルクティーココア」というコーヒーや紅茶と合わせたメニューがあり、興味を惹かれました。今回は冬にぴったりの濃厚なココアを楽しみましたが、大半のメニューはアイスでも注文できるので、寒い季節でなくてもまた行ってみたくなりましたね。
開店当初のゲストハウス兼ココア専門店というスタイルから、コロナ禍で軌道修正しながらの営業となっておりご苦労も多いものと思いますが、なかなか珍しいココア専門店として今後もがんばって欲しいお店です。
店舗情報

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