カフェ文化が早くから根付いた栃木県ですが、県北に比べると県南はカフェの数が多くはありませんでした。ですがこのところ増えており、やはりポテンシャルを秘めていたのだなと感じています。今回はラーメンで有名な栃木県佐野市にて2020年4月9日にオープンした COFFEE AND DONUTS FIVE（コーヒーアンドドーナツファイブ）を訪れてみました。
益子陶器市などイベントを中心に活動していた「BELLCOFFEE ROASTERS」(ベルコーヒーロースターズ)と、佐野にある「Bistro Port & Terre」(ポールテール)のコラボ店という位置付けになるようです。
場所・外観
JR線と東武線が通る、佐野駅の南口から歩いて数分の場所。かつて佐野のメインストリートだったという殿町通り沿いにあります。側面に大きく店名が入っているので見つけやすいですね。正面から見るとおしゃれなビルのようですが、裏側に民家のような部分がくっついている変わった造り。
電車でのアクセスは良好な反面、専用の駐車場が無いため車で訪問する場合はご注意を。お店から250mほど南にある 佐野市万町駐車場（佐野商工会議所会館の隣）が2時間無料なので使いやすいと思います。土日祝日は佐野市役所の駐車場も利用できるとのこと。
入店時はあいにく満席だったので、外に置いてあるベンチでしばし待つことに。その間に後から来たシニアの女性がドアの開け方に苦戦されたのでお手伝いしました～。
店内の様子
注文を済ませた後、許可をいただき空いている部分を撮影。こちらは入口正面にある注文カウンターとショーケース。特にドーナツのディスプレイがおしゃれですね。
インテリアを担当されたのは、こちらのコーヒーも手掛けるベルコーヒーロースターズ。内装デザインや店舗インテリアのコーディネートもされるそうで、多才でいらっしゃるなあ。
白が基調の空間、高い天井、アメリカンヴィンテージなどのインテリア。かわいいと評する方もいるようですが、私の感覚だと格好良い雰囲気と受け取りました。壁に飾られたデザイン性のあるアートも素敵。
客席は店内にテーブルが4卓、店外の1卓を含めても計5卓。栃木のお店としては大きくない部類と考えて良いのでは。この時のBGMは洋楽でした。
私の訪問時もそうでしたが待ちが発生するタイミングが多そうなので、時間にゆとりのある時に訪問するのがおススメです。急ぎの場合はテイクアウトしても（と思ったけれど、駐車場が無いから車ユーザーにとっては気軽とは言えないですけどね）。
メニュー概要
メニューはスイーツとコーヒーを中心としたドリンクの構成で、食事や軽食はありません。近くに実店舗のあるビストロポールテールが「菓子屋ポルテ」ブランドでスイーツを担当。ドーナツなど定番スイーツの他に、行ってみてのお楽しみになりそうな本日のケーキも魅力的です。
いちごの名産地・栃木のお店ならばやっぱり味わいたい苺スイーツ。ショートケーキと抹茶ラテを注文しました。
抹茶ラテは加糖された状態で提供。抹茶の苦味、ミルクの風味どちらも楽しめておいしかったです。
ふわふわのスポンジ、美しい断面はお見事です。ひと口めは生地がちょっと甘いかなと思いましたが、いちごの酸味と合わさるとちょうど良く感じました。
お店の雰囲気的には若者中心の客層になりそうなイメージですが、私がドアを開けるのをお手伝いした女性やドーナツを買いに自転車でやってきたという男性など、シニア世代のお客さんもいらっしゃいました。幅広い年代の方が利用するお店なのですね。佐野駅周辺にはチェーン系列のコーヒーショップが無いですし、このお店のような存在を多くの方が求めていたのかなと思いました（もう少し駅から離れれば数軒あるけれども）。
ドーナツも食べたかったけれど、ランチを済ませた後で訪問したためお腹の容量に余裕が無かったので、また訪れた際のお楽しみにしておきます。
店舗情報
カタツムリラボでランチ
ファイブの近くにある料理店「カタツムリラボ」(フェイスブック/ インスタグラム)に予約をしてランチに訪問しました。こちらも席の数が多くないので、特にランチタイムは予約するのがおススメとのこと。スイーツもあるのでカフェみたいな使い方もできるようですね。
限定8食の野菜プレート。キッシュや豚肉のリエットなどのいろんなおかずとポップオーバーを組み合わせて食べます。ひとつひとつの料理の説明などは特に無かったので、これはたぶん・・・だろうと推測しつついただきました。
佐野厄除け大師へも訪問
お正月のCMでおなじみ「佐野厄除け大師」も訪れてみました。ご当地キャラ、さのまるのフォトスポットやお守り・御礼受付の自動販売機などに違和感を覚えつつ参拝。信心深くないせいか想像と違っていた場所ということは否めない(笑) 年末年始などは混み合うのでしょうけれど、この時はゆったりしていました。
厄除け大師の向かい側にある物産館やご当地スーパーなどで、おいしそうなものをお土産に購入。特に「カンロ」という寒天スイーツは初めて知って興味深かったです。黒蜜で食べるシンプルで素朴なご当地グルメでした。
