西武池袋線、椎名町駅の近くに りんごと紅茶 がテーマのカフェが2022年7月1日にグランドオープンしていました。 林檎と紅茶と というズバリな名前のお店。西池袋「ニシイケバレイ」Atticでの出店を経て、実店舗をオープンされました。
場所・外観

長崎小学校前通り(長小通り)という一方通行の道路沿いにありました。以前は蕎麦屋さんだった場所のようです。青みがかかったグレーのさわやかな外観。ガラス戸がおしゃれですね~。
西武池袋線の椎名町駅から徒歩3分 と電車でのアクセスは良好。駐車場は無さそうなので、車で訪問する方は近くのコインパーキングを利用することになります。
店内の様子

男性のスタッフさんに迎えられました。奥のキッチンでは女性のオーナーと思われる方が作業をされていました。先に注文と会計を済ませるスタイルですが、パイやタルトなど並んでいる焼き菓子はどれもおいしそうで、やっぱり迷ってしまいますね~。注文後に許可をいただき撮影をさせてもらいました。

灰色ベースの空間に、たくさん木が使われた落ち着きある空間。こういう雰囲気のお店はいつの間にか 淡色カフェ というジャンルになったようで(お店のインスタグラムの写真にも #淡色カフェ とタグ有り)。画像には写っていませんが、配管等がむき出しになっている天井には赤が使われているのがユニーク。全体的な淡色の雰囲気を壊さぬように天井だけに赤(りんごのイメージかな)を使ったのかなあ。
客席はすべてテーブル席で、壁沿いに並べられた背の高い丸テーブル3卓と、座りやすそうなボックスタイプの2人席が3卓。BGMは洋楽でした。

キッチンカウンターの後ろの棚には紅茶や雑貨が美しく並んでいます。オリジナルフレーバーティーのカラフルなパッケージがかわいらしい。この淡い色の空間にあると目を惹きますね。
メニュー概要
主にりんごを使った焼き菓子と紅茶がメインのお店。焼き菓子はテイクアウト販売のものと兼用で、カウンターに並んでいるものから選びます。紅茶は有機紅茶や和紅茶のストレートやりんごのフレーバーティーなど種類も充実。コーヒーはエスプレッソマシン淹れのようです。

輪切りのりんごが浮かべられたおしゃれなアップルティー。生姜も沈んでおり身体が温まります。無糖で提供されたので私はそのまま飲みましたが、カウンターに置いてあったお砂糖を入れてもおいしいかもしれませんね。

焼き菓子は2種類注文してみました。三角形のスコーンは淡白でクセの無い生地になっており、練りこまれた煮りんごの味を生かすタイプかな。焼くことで煮りんごの味が凝縮していておいしかったです。レーズンも入っていました。
クランブルケーキはカラメルりんご味かな? 甘さとほろ苦さが楽しめるもの。生地は程よくしっとりしていてクランブルの食感も良かったです。
個人的に惜しいなと思ったのが、リベイク無しで提供されるので温かいものを食べてみたかった という点。店内の奥のオーブンの方からは焼き立ての良いバターの香りが漂っていたので、余計にそう思っちゃいました。テイクアウトし、自宅でリベイクして楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

りんごを使った焼き菓子と紅茶 という明確なコンセプトのあるお店ですが、オーナーさんのお父様のご実家がりんご農家であることがきっかけのようですね。雨で変色するなどの理由でそのまま販売できない「訳ありりんご」を積極的に活用するようにしているのだとか。また紅茶を豊富に揃えるお店での就業経験もあり、りんごにも合うことから店名に入れたそうです。
廃棄されてしまうかもしれないりんごを美味しいスイーツにするというのは、とても良い取り組みで共感しました。りんごは長い期間楽しめる果物でもありますし、今後もどのようなスイーツが登場するのか楽しみですね~。りんごを使った焼き菓子がお好きな方には特におすすめのお店だと思います。
店舗情報

近くのシェアキッチン「シーナと一平」
林檎と紅茶と からすぐ近くにあるゲストハウス&日替わりカフェ(シェアキッチン) シーナと一平(サイト) にも立ち寄ってみました。林檎と紅茶と も一時期こちらで販売していたことがあるそうですよ。
この時は “絵本に出てくるような焼き菓子” manmar(インスタグラム) のテイクアウト営業の日。この辺りに詳しい常連のお客さまとも居合わせましたが、一見さんの私とも気さくに話してくださって楽しかったです(林檎と紅茶と の焼き立て情報もこの方より教わりました)。

manmarではケーキ2種類を購入。栗のほっくり感とまったりチーズが合うマロンチーズケーキ、かぼちゃそのものを食べているかのようなタルト。素材のおいしさを生かした素朴な味で、どちらもおいしかったです! シーナと一平に出店するのは月に数回のようで、たまたま営業日に当たってラッキーでした。インスタグラムで出店日を確認してお出かけください。