愛知県名古屋市、大須観音の近くに2014年8月にオープンした「KANNON COFFEE」。5坪の小ぢんまりとしたコーヒースタンドだったにもかかわらず、多くの人に愛されているお店です(2020年に近距離の移転をし、現在のお店は広くなったそう)。
その名古屋の人気店が東京にも出店。世田谷区の松陰神社に続いて、東京での2店舗目として2021年1月27日にオープンしたのが KANNON COFFEE kichijoji(カンノンコーヒー吉祥寺) です。
場所・外観

行ってみたいと思って場所を調べてみると、吉祥寺駅と三鷹駅のちょうど中間。どの駅からも20分以上は歩くことになり、徒歩で行くのには気合いが必要な場所となっております。どうやって行こうか迷ったあげく、井の頭公園の散歩がてら、吉祥寺駅から歩いて向かいました。 が・・・やっぱり遠かった!
駐車場は無いので、車での訪問の場合は近隣コインパーキングへ(提携の割引等はありません)。

プラウドシティ吉祥寺 という大規模マンションの敷地内にありました。真新しく綺麗です。この画像の裏側の方に来客者用の駐輪場があるとの案内がありましたので、比較的お近くの方は自転車でいらしてみては(お店のインスタグラムのストーリーには詳細な案内が載っています)。
店内の様子

店内はダークブルーをアクセントにした 温かさとさわやかさを合わせ持つ 空間で、天井が高く開放的な造り!女性スタッフさんがにこやかに迎えてくださいました。まずは席を確保し、カウンターで注文と会計を済ませます。私が訪問した時は、注文した品の受け取りや運搬、食後の後片付けまでセルフスタイルでした。

許可をいただき店内を撮影。キッチンカウンター前にあったのは幅のあるベンチシート。ガラス張りで明るく、周囲に整備された緑地部分の景色も良く見えます。通行スペースも広めにとってあるのがとても良いですね。

お店の看板には “コーヒースタンド” と書かれていますが、ベンチシートの他に4卓ほどテーブルもあるので、カフェとほぼ変わらない使い方ができます。テーブル席のエリアには絵画が飾られて落ち着いた雰囲気になっています。この時のBGMは女性の歌声入りの曲でした。
メニュー概要

食事系はなく、スイーツとドリンクを楽しむメニュー。ほとんどのドリンクと焼き菓子はテイクアウト可能です。月替わりのドリンクがあるのが楽しいですね。

駅から20分以上歩いて暑かったので、冷たい ほうじ茶黒蜜ラテ と スコーン を。この時は店内利用でもテイクアウトカップでの提供でしたが、イラスト入りでおしゃれです。ほうじ茶の良い風味と黒蜜のコクのある甘さでおいしく、ゴクゴク飲んじゃいました。

スコーンは 抹茶とオレンジ を選択。表面はカリカリ、中はさっくり軽く。生地自体に甘みがあるのでスイーツ感覚で食べるスコーンですね。オレンジピールの風味が良くおいしかったです。

KANNON COFFEEのコンセプトは “日常に寄り添えるお店 ” だそう。最初の大須のお店が小さなコーヒースタンドとして始まったこともあり、店舗が増え場所が違っても 街のコーヒースタンド というスタンスを崩すことがないのだなーと思いました。駅から遠いこの立地も、当初はどうしてだろうと疑問だったのですが・・・コンセプトを知ると納得できる面がありました。
ほぼ予約限定で営業しているようなカフェも増えている昨今ですが。ここは地域にお住まいのお客さん中心に、ふらっと立ち寄れるお店であり続けて欲しいなと思います。カンノンコーヒーの他の店舗、特に名古屋の大須店にいつか行ってみたいなあ!ご縁ができる日を楽しみにしていよう。
店舗情報
