埼玉県上尾市のウィキペディアを読んでみると“市内に山はない”と書かれています。しかし上尾には山小屋をイメージしたカフェがあります。アウトドアカフェ山小屋というお店で、2013年4月に開業されたそうです。
新しい生活様式での営業
入店時に手指の消毒と、アンケートへの記入(体調や海外滞在歴など)がありました(2020.12月訪問時)。最新の情報はお店のSNS等で確認してください。
場所・外観

上尾の北東部、伊奈町寄りの場所にあります。住宅が点在しており、自然が多く残るのどかな場所にありました。片流れ屋根のおしゃれな外観。
山小屋カフェと言っても坂道などは無く平地を進みますし、駐車場も広めなので車での訪問が便利です。公共交通機関利用ではニューシャトルの羽貫駅からバスと徒歩で10分ほどなので、プチ旅行気分で行くのも良いかも。

下見板張りの外壁が山小屋のような雰囲気を醸し出して良い感じ。12月の訪問でしたのでクリスマスツリーやオーナメントが飾られていました。
店内の様子

女性店員さんに案内されました。広いフロアと、テーブル3卓の小部屋がありました。広いフロアには先客が多くいらっしゃったので、まだどなたもいらっしゃらなかった小部屋の方に着席。許可をいただき少し撮影をさせてもらいました。壁に沿って畳張りのベンチシートになっていてゆったり座れました。畳だと寒い季節でもお尻が冷えにくいのが良いですね。

天井が高く開放感もあり、大きな窓から見える木々の緑にも癒されます。お店造りの際からロケーションにもこだわったそうです。市街地から少し離れただけなのにまるで遠くの山小屋に来ているような気分だ・・・。BGMは洋楽・クリスマスソングなど。
メニュー概要
オープンの10時から注文できる軽食もありますが、ランチは11時以降注文可能になります。14時以降にはスイーツの盛り合わせも注文できるようになるそうです。コーヒーはストレートからアレンジ系までかなりのメニュー数でした。

私は11時ごろ入店してランチを注文。「バター作り体験はされますか?」とスタッフさんに尋ねられたのでやってみることにしました!生クリーム入りの小瓶を用意してくださるので体温で温まらないように気を付けながらひたすら瓶を振ります。

初めは瓶からパシャパシャと音がしていましたが、途中で音がしなくなった時に確認で開けてみるともったりしたクリーム状。そこからさらに振ってみると再びパシャパシャと音がするようになったので開けてみたらバターと液体に分離していました!これは楽しい。

ランチセットのドリンクとして食前にコーヒーを。山小屋ブレンドはマイルドとビターが選べましたが甘いものは食べないのでマイルドを選びました。シティハイローストで軽やかな酸味と苦みのバランス型、おいしかったです。

いろいろな野菜が入ったトマトベースのスープと、レタス中心のサラダでベジファーストもバッチリ。

月替わりのダッチオーブン料理をパンプレートで注文。もちふわっとしたパンに先ほど作ったバターをたっぷりつけてほおばりました。自分で作ったバターだから一層おいしく感じるなあ。
メインはチキンとかぼちゃのトマトクリームシチュー。トマトの酸味とかぼちゃの甘さ、ゴロゴロと入った鶏肉の旨味。アツアツでおいしかった!野菜キッシュやパプリカきんぴらなど野菜もたっぷりでうれしいですね。

そしてかわいらしいマッシュポテトにも心動かされました。ガラスのカップに入ってスノードームをイメージしているのですね。季節感の演出もお見事でした。
上尾の市街地からちょっと足を伸ばすだけでこんな素敵なロケーションのカフェにたどり着けるとは。バター作り体験も楽しかったし食事もおいしかったです。スタッフさんは女性のみで数名いらっしゃいましたが、バター作りの様子を見に来てくださった方が丁寧な接客でうれしかったです。スイーツは食べずに我慢したのでお茶の時間にもまた行ってみたいなと思います。
店舗情報
