東北道の宇都宮インターから車で10分ほどの距離にある大谷地区。熱に強くて軽いため石材として使われている大谷石の採掘場がある場所で、採掘場跡の壮大な地下空間が見学できる「大谷資料館」などメディアに取り上げられることが増えました。宇都宮市の後押しもあり観光スポットとして認知されつつある印象。

2018年にリニューアルした東武東上線・ときわ台駅の北口駅舎にも大谷石が使われています。以前通りかかった際に思わず撮った写真がこちら。新国立競技場のVIPエリアにも使用されているらしいですよ。
そんな大谷石のふるさと・大谷地区にはここ数年でパン屋やカフェなどが増え、さらに魅力的な場所になっています。2020年3月にはコーヒー&ボタニカルショップ、ISLAND STONE COFFEE ROASTERS(アイランドストーンコーヒーロースターズ)がオープンしました。
場所・外観

地域に根付く商店だった築70年の建物を綺麗にリノベーション。格子状の大きなガラス窓が特徴的な外観に生まれ変わりました。入口はこの画像の反対側、路側帯が狭いので気を付けてください。

駐車場はお店の横に数台分、満車時は少し離れたところに市営駐車場がありますのでそちらへ。姉妹店「THE STANDARD BAKERS」の前です。

店内に入るとボタニカルショップの緑に迎えられ、その奥にコーヒーショップの注文カウンターがあります。先に注文・会計を済ませ、番号札をもらって客席へ。
店内の様子

客席は2階、階段で上がります。許可をいただいて空いているところを撮影させてもらいました。ライトグレーの壁とシンプルなインテリアで落ち着きのある雰囲気。大きな窓からは大谷の風景を眺めることができ、緑に癒されます。
窓沿いの一部だけ吹き抜けになっており、1階のキッチンに置かれた焙煎機のカラカラ、シャラシャラという音や焙煎の匂いが2階の客席でも感じられたのが印象に残りました。それを計算しての吹き抜けなのかな。

天井や柱などはもとの木造家屋の造りを残し。古いものを生かしながら新しい風を吹き込む・・・。リノベーションの良さですね。

客席は2人席中心のテーブル席6卓、壁や窓に向いたカウンター5席。窓向きの席だと景色が眺められて良いだろうな~と思いましたがやはり先客がいらっしゃいましたのでテーブル席へ。BGMは洋楽などでした。

店外にもテーブルがありました。穏やかな季節にはこちらも良さそうですね。
メニュー概要
オープン当初はランチプレートがあったようですが現在は軽食のみで種類も少ないため、食事の場合は近くにあるグループ店の方が良いかもしれません。

シャインマスカットのタルトにも惹かれたのですが、ロールケーキにしました。なぜなら、こちらのケーキや焼き菓子の監修を行っているのは宇都宮の焼き菓子店「keica(ケイカ)」だから。
私がカフェめぐりをするようになったのは、実家を離れSHOZOに気軽に行けなくなったため他にお気に入りのお店を見つけようと…

店員さんにお尋ねしたらこの時はメロンだそうで。ふわふわの生地、コクのあるクリームにメロンが香りおいしい。もちろんkeicaのロールケーキそのものではないのですが、思い出の味を感じながらいただきました。

アイスコーヒーは2サイズ展開、LightとDark(煎り加減など違うようです)が選べます。Lightは酸味がまず感じられますがそのあとにしっかり苦みがやってきました。おそらく浅煎りかなとは思いますが、これだけ苦味も感じたのはちょっと驚きでした。

久しぶりの宇都宮。ゆっくりしたいところですが・・・まだ状況が落ち着きませんので食べ終わったらさっと退店しました。宇都宮には意外に観光スポットが少ないですから、この大谷地区がもっと盛り上がっていくと良いですね。
店舗情報
