人形の町・さいたま市岩槻区に2020年2月22日、岩槻人形博物館(サイト)がオープン。隣には岩槻の新しい魅力を創造・発信する拠点として「にぎわい交流館いわつき」(サイト)が同時にオープンしました。
交流館内には交流ルームや多目的室、クラフトルームなどがあるほかに、ヨロ研カフェ(Yoroken caffe)というヨーロッパ野菜を使ったメニューが楽しめるカフェが誕生しました。
ヨロ研というのは平成25年に発足した “さいたまヨーロッパ野菜研究会”(サイト)のこと。
高温多湿に弱いヨーロッパ野菜を日本向けに品種改良するなど多くの苦難を乗り越えて、この記事を執筆した2021年9月時点で13軒の農家さんが年間で70種類ものヨーロッパ野菜を栽培し、ヨロ研野菜として飲食店などに出荷しているのだそうです。
場所・外観

県道2号線さいたま春日部線・幸手線(日光御成道)沿い。30台ほど停められる共用の広い駐車場があるので車でのアクセスも良いですし、東武野田線の岩槻駅からも歩いて10分程度で訪れることができます。浦和美園駅からバスで訪問することも可能のようです。

ヨロ研カフェはにぎわい交流館いわつきの1階。施設内のカフェらしく、ガラス張りでオープンな雰囲気です。新築の建物なので綺麗ですね~。


入口脇に利用案内がありました。RESERVEDプレートを持って入店し、まず席を選んでからレジにて注文と会計をするセルフスタイルです(お冷や食器の返却もセルフにて)。
コロナ禍ゆえの暫定的なスタイルなのかは分かりませんが、私が訪問した2021年7月においてはこのような利用方法でした。初めての訪問の場合はちょっと戸惑いがあるかもしれませんね。
店内の様子

注文と会計を済ませてから、許可をいただき空いているところを撮影。店内は2人用のテーブルが10卓以上置かれています(感染症対策でメニュー表の置いてあるテーブルのみ利用可能)。アクリル板が設置されており感染症対策もきちんとされている印象を受けました。BGMは洋楽。

店外には店内よりも大きめのテーブル席が5卓ほどありました。私が訪問した時にはこちらを利用されていた方も多くいらっしゃいましたね。店内と合わせるとけっこう客席数が多いので、気軽に立ち寄って利用できそうなのが良いと思います。
メニュー概要
ヨロ研野菜たっぷりのワンプレートやパスタ、カレーはランチタイム限定メニューなので提供時間にご注意を(平日 10~14:30、土日 10~15:30)。秩父の姉妹店で作っているというジェラートはテイクアウト可能です。
メニューはお店のサイトに掲載されているので、細かく知りたい方はそちらをご覧ください(この記事の最後にリンクを貼っておきます)。

ヨロ研野菜がたっぷり楽しめるワンプレートを注文(+220円でアイスティーを付けました)。内容はヨロ研野菜のパワーサラダ・ヨロ研野菜のミネストローネ・豚バラ肉のポルケッタ・旬のヨロ研野菜・ライ麦の田舎パン。
野菜のおいしさが詰まったミネストローネ、脂身の旨味が楽しめるポルケッタ、固めで香ばしい風味のライ麦パンもおいしく・・・

この時の旬のヨロ研野菜は花ズッキーニのフリット。運んできてくださったスタッフさんから「チーズが入っているので早めに召し上がってください」と説明されたので最初にパクリ。少しさわやかなお花の風味ととろけるチーズが合わさり絶品!実の方はホクホクした部分もありとてもおいしかったです。
花ズッキーニは5~7月くらいの期間限定だそうなので初夏の味ですね。

パワーサラダはてっぺんに「ダビデの星」という星形のオクラが飾られるなど珍しい野菜がたくさん。たっぷりサイズですがエビも入っているしフレンチドレッシングでおいしく食べられます。葉物野菜のカリーノケールは少し独特の風味はあるものの苦味などは無くて意外と食べやすかったです。
ふんだんに野菜が食べられるカフェ、しかもセルフスタイルで気軽に利用しやすく席数も多め。ふらりと思い立ってカフェに行くタイプの私にはありがたい(野菜料理にこだわるカフェは前々からの予約が必要なお店も多いので・・・)。
季節を変えると使用される野菜もまた変わるのでしょうし、埼玉産のヨーロッパ野菜を味わいにまた行ってみたいと思います。

カフェ内にはヨロ研野菜や岩槻の特産品などを扱うショップが併設されています。そこでインカのめざめを見つけたので購入!食べたいな~どこかに売っていないかな~と思っていた時だったので本当にタイムリーでした。焼きポテトにして食べましたが甘みがあって最高のおいしさでした。
店舗情報

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