春日部にある古めの民家をリノベーションした、かわいらしいカフェに行ってきました。
店名は Cafe kirin(カフェ きりん)。
予約制でのプレオープンを経て、2023年12月2日にフルオープンしたというお店です。
場所・外観

築60年超という、かわいらしいサイズの一軒家。板張りの壁の場所が駐輪場になっています。
東武スカイツリーラインの一ノ割駅から徒歩4分程度と、公共交通機関でのアクセスも良いです。

駐車場もあるので、車でも訪れやすいのがまたうれしい。お店脇の道を曲がるとすぐ、看板と黄色の枠のある箇所に2台分です。
縦列にはなりますが、ゆったりとスペースが確保されているので停めやすいと思います。

この建物は店主さんのご親戚の方のお住まいだったそうです。入口はまさに、民家の玄関といった感じ。
お邪魔しま~すと心で唱えながら、ガラガラ・・・と引き戸を開け、店内に入りました。
店内の様子
客席へは靴を脱いで上がります。男性の店主さんが迎えてくださいました。
注文と会計を先に済ませるシステム。店主さんがおひとりで営業しているので、お冷のほかにカトラリー等の用意もセルフサービスとなっています。

許可をいただき、空いている箇所を撮影させてもらいました。
古めの民家が持つレトロな雰囲気を残しながら、素敵にリノベーションされた空間。店主さんご自身がほぼDIYで仕上げたそうです。

客席配置はテーブル4卓。4人席はひとつだけでしたので、ひとりか2人の方が利用しやすそうですね。

梁は新しそうだったので、リノベーションの際に新たに設置したのかな?
板張りの天井、色がバラバラでパッチワークみたいに見えて面白い。天井でこういうのは珍しいかも。
予算等もある中でいろいろ工夫してリノベーションしたんだろうなあと、勝手ながら思いを巡らせたりして、注文した品を待つのもまた一興。
私が滞在した時のBGMは、主にジャズが流れていました。
メニュー概要

食事をする場所としても、ゆっくりお茶を楽しむ場所としても利用できるラインナップ。
コーヒーは数種類の豆が用意されており、近くの一ノ割珈琲工房 「10$COFFEE」(サイト)のものをメインに使用しています。

今回、私は食事利用で訪問しました。注文したのはジンジャーキーマカレー(900円)。
和の雰囲気のある器が、古い民家の空間にもマッチして良い感じです。

たっぷりのひき肉の旨味と、みじん切りのショウガのさわやかな辛さが食欲を高めてくれ、スプーンがどんどん進んじゃいました。
全体的な辛さはそれほど無く、どなたも食べやすいと思いました。アクセントになる干しブドウの甘みも、個人的には好き。
付け合わせのピクルスもおいしかったです。

ドリンクには基本のコーヒーと推測して、きりんブレンド(500円、ドリンク割で-100円)を注文。
エチオピアベースだそうで少し酸味がありますが、それほど尖ってはおらず、穏やかなお味。
コーヒーに酸味は絶対にNG!という方以外は、おいしく楽しめるコーヒーだと思いました。

コンパクトなお店ゆえ、居合わせたお客さんの話し声の大きさに左右されそうですが・・・私の滞在時はお客さんに恵まれ、落ち着いた良いカフェ時間が過ごせました。
男性店主さんがワンオペで営業するので、お客さんに協力・理解を求める点は明確に書かれています。メニューの説明等は丁寧にしてくださいました。
全体的な印象としては、私がイメージする「カフェ」らしくて、居心地の良いお店でした。
春日部近辺で、ひとりでもゆっくり過ごせそうなカフェをお探しの方にお勧めできる一店です。
店舗情報

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