東武宇都宮駅の南西部にあるもみじ通り。2010年ごろからお店等が続々開業し、活気を取り戻したエリアです。
今回訪れたのは、2024年8月8日にオープンした 理科室蒸留所 UTSUNOMIYA。
理科室蒸留所は、東京の清澄白河に2018年に開業したお店。国内2店舗目が宇都宮にオープンとなりました。
場所・外観
もみじ通りの共用駐車場から少し南側に、カトレア荘という築50年以上のアパートがあります。
1階の中央二戸分が、2019年5月にオープンした「もみじ図書館」。その左隣が今回の目的地の理科室蒸留所です。
駐車場は、もみじ通りの共用駐車場を利用します。カトレア荘向かいにある駐車場ではないのでご注意を。
公共交通機関を利用する場合は、東武宇都宮駅からだと徒歩10分程度。JR宇都宮駅からはバスを利用するのが無難かな。
茶色でまとめられた、落ち着きある外観。どんな場所なのか、とっても楽しみに戸を開けました。
店内の様子
入店するとチャイのような、スパイス系の匂いが漂っていました。迎えてくださったのは2人の女性スタッフさん。
入口脇にあるレジカウンターで、注文と会計を先に済ませます。
許可をいただき撮影させてもらいました。棚にはフラスコやビーカー、ピンセットなどの理化学製品がたくさん!
こちらは、創業90年以上の理化学問屋が手掛けるお店。本来は実験器具であるものを、自由なアイデアでインテリア雑貨ととして販売しています。
カフェの客席は奥の方にあり、2人テーブルが4卓。座面が広く、座りやすい椅子なのが◎ 雰囲気も落ち着いています。
この時のBGMは、軽快な雰囲気のジャズでした。
メニュー概要
ドリンク中心のメニューで、テイクアウトも可能。スイーツは少しだけあります。
コーヒーは、理化学ガラスの水出し装置で約5時間かけて抽出しているそうですよ。
私が訪れた時は、家庭用蒸留器「リカロマ」で、ジンジャーウォーターを抽出中でした! 入店してすぐに感じた匂いはこれかな?
こんな器具を見るのは学生時代の理科の実験以来かも。家庭で蒸留ができるなんてすごいな~。
数量限定だという、白いミルクティー(750円)を注文。運ばれてきたのはメニュー名どおりの真っ白な飲み物!
アッサムティーを蒸留して無色透明にしているため、白いのはミルク由来。
さっそくひと口飲んでみると、お味は確かに紅茶。ただし普通の紅茶より、香りや風味はちょっと控えめではあります。渋みはほとんど無し。
浮かべられたマシュマロや、添えられたシナモンパウダーを途中で加えたりして味の変化も楽しみました。
「理化学 + インテリア」のアンテナショップとして誕生したリカシツ、そして理化学ガラスの水出し装置や蒸留器で抽出した飲み物が楽しめる理科室蒸留所。
理化学がカフェのメニューに活用できるというのは私にとっても新しい視点で、とても面白かった!
個性的なコンセプトがありつつも、ちょっとひと休みするカフェとしてもなかなか良かった。このもみじ通りの雰囲気、カトレア荘という場所柄ゆえかな。
他にも試してみたいメニューがあったので、またふらりと訪れてみようと思います。
店舗情報
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