全国の市の中で最も面積が狭い埼玉県蕨市。カフェのイメージがあまりない印象でしたがいつの間にか個性的なカフェが増えていました。今回はカフェごはんがメインのお店だというCafé tenten..(カフェ テンテン)へ訪問してみました。2017年6月にオープンされたようです。
場所・外観

中山道から少し逸れた中央土橋通り沿い、住宅地の中にお店がぽつぽつとある静かなエリア。最寄り駅はJR蕨駅で徒歩15分弱ほどの距離です。駐車場はありませんので車で訪問した私は近くのコインパーキングを利用しました。3階建ての建物1階、カレー屋さんの隣にある青いドアがかわいらしい外観。
店内の様子

開店時間すぐの入店でしたので一番乗り。女性の店員さんに案内されました。調理担当の男性とおふたりで営業。注文を済ませ、許可をいただいて少し撮影を。白く塗られた板張りで温かみがあり、かわいらしい雰囲気。テーブルは5つほど、壁際はベンチシートでゆったり座れます。

一番奥には小上がり席が1卓あります。ナチュラルで手作り感があり、おそらく空間作りもご自身たちでされたのではと推測します。BGMはスローテンポの洋楽かな、小さめの音量で。
メニュー概要
カフェごはんがメインのお店なのでフード類が充実。週替わりランチの他にも軽めの食事にできそうなものや、追加できそうなおかず系もあり。それぞれがリーズナブルなのでいろいろ組み合わせても良さそうです。週替わりメニューや自家製スイーツの内容はお店のサイトやツイッターに掲載されているのでチェックを。テイクアウトやウーバーイーツにも対応しているのでお近くの方は便利ですね。

初訪問では日替わりのリゾットを注文しました。この日はベーコンとチーズを使ったものでけっこうしっかりめの味付け。お米の固さも本格派。パスタのカルボナーラのようでおいしくいただきました!

フードはリゾットだけで我慢して、スイーツとドリンクも味わいました。この時の自家製スイーツはかぼちゃを使ったケーキ。生地の色からしてかなりかぼちゃが入っていると思われましたが、一口食べるともうほとんどかぼちゃそのもの!自然な甘さとバターが少し香る、素朴な味のケーキ。

ドリンクは期間限定、大人のカフェモカ。こちらではシンプルなドリンクメニューが多かったので逆にこれが気になってしまいました。クリームにチョコソース、スプレーチョコが楽しげで子ども心をくすぐられるような、ちょっと甘いコーヒーでした。

はじめはご夫婦で営業されているのかなと思いましたが、私が帰る時に調理の手を止めて笑顔であいさつしてくださったシェフは、マスク越しでもお若いのが分かりました。ご夫婦ではなく、お母さまと息子さんだったのですね!シェフは板前以外にも飲食店の経験がおありだそうで、カフェごはんをメインにするのもうなずけます。また別なメニューも食べに行ってみたくなりました。

2度目の訪問は日替わりランチと迷いましたが、こちらのシェフがどんなナポリタンを作るのか気になって注文。ドリンクはさっぱりとレモネードにしました。はちみつで漬けたレモンのやさしい甘さ。酸味はそれほど無いのでお子さんも好きそうな味でした。プチクッキーとシナモンピーナツ付き。

ナポリタンはソーセージ押しのルックス。ソースが細めのパスタにたっぷり絡み、トマトの酸味と甘みが濃厚。これはケチャップオンリーのソースでは無さそうですね。喫茶店のナポリタンよりはイタリアン寄りで、トマトパスタともナポリタンともとれる絶妙な味でおいしかったです。

メニューに“元板前が作る~”と記載があり、前回訪問時にとても気になっただしまきタマゴ。今回はスイーツを食べない代わりに追加注文しちゃいました。出汁をたっぷりと含んで柔らかくジューシー。玉子の味と出汁の旨味がたまらない!はじめはひとりで食べるには多いかなと思いましたが、箸がどんどん進んですっかり完食でした。
店舗情報
